2016年12月6日火曜日

【最大傾斜は85度、想像以上の高さです】急斜面に大規模システム足場採用

 栃木県日光市で施工中の「川俣ダム周辺部補強工事」(発注=国土交通省関東地方整備局鬼怒川ダム統合管理事務所、施工=佐田建設)に、日綜産業の法面機械構台システム足場が採用された。

 総納入量は365トンと、同足場の1現場当たり納入量として最大になるという。ハンマー1本で組み立て・解体が可能な施工性の良さが、最大斜度85度の急斜面での難工事に役立っている。

 竣工から50年が経過した川俣ダムのアンカー(高張力鋼棒)を更新するための工事で、14~16年度の3年間が試験施工期間。17年度以降の本工事に向け、実際に新しいアンカーを打ち込みながら施工手順の確認などを行っている。

 足場は、左岸側の施工用と、右岸側のアンカー材組み立てヤード用として、3年間で計365トン納入された。作業場所は最も深い所でダム上部から100メートル近く下になるため、ケーブルクレーンを使って部材を最小限に分けて運んだ。

【達成感のある仕事です】建設産業戦略的広報推進協、千葉県で学校キャラバン実施

 ◇安房拓心高校訪問、ものづくりの楽しさ伝える◇

 国土交通省や建設業団体などでつくる建設産業戦略的広報推進協議会は、建設産業の魅力と入職につながる情報を発信する学校キャラバンを11月30日に千葉県南房総市の県立安房拓心高校で実施した。

 土木工学系の2年生24人(うち女子2人)が参加。千葉県鉄筋業協同組合の協力を得て鉄筋組み立てを行い、「建設業で働きたい。達成感がある」などものづくりの楽しさを伝える場となった。

 協議会の関係者らが学校に出向き、建設業の仕事や役割、就職などについて説明した後、鉄筋工事の仕事を体験。鉄筋の結束を練習して、3級鉄筋技能検定用課題の鉄筋組み立てに取り組んだ。生徒8人で1時間30分掛けて組み立て3級の課題を講師4人が10分弱で実演した。

 キャラバン後のアンケートを見ると、約9割の生徒が建設業に良いイメージを持ち、「やりがいのある仕事」「チームワークができてとても良い」などの意見が出た。将来、建設業で働きたいかとの問いには、「働きたい」が46%、「まだ分からない」が54%となった。

 このほか「掃除して、きれいにするまでが仕事と分かった」「キャラバンでの体験を進路に生かしたい」「やっぱりプロはすごい」などの意見・感想が寄せられた。

 学校キャラバンは官民共同の取り組みとして14年度に始動。体験イベントなどを通じて生徒たちに建設業の社会的な役割やものづくりの素晴らしさを肌で感じてもらう。今回で通算12回目で、高校では9回目となる。

【施工は鹿島JV、19年度開通へ】四国横断道・吉野川大橋工事が起工

吉野川大橋の完成イメージ
西日本高速道路四国支社が整備を進めている四国横断自動車道徳島東IC(インターチェンジ)~徳島JCT(ジャンクション)に建設される吉野川大橋の工事が本格的に始まった。施工を担当する鹿島・三井住友建設・東洋建設JVが3日、建設地(徳島市東沖洲)で安全祈願祭を開催。19年度末の開通に向けて前進した。

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【札幌ドーム活用策が焦点に】札幌市ら4者、日本ハム新球場構想めぐり初協議

 プロ野球チームの北海道日本ハムが新球場を建設して本拠地の札幌ドームから移転する構想をめぐって、札幌市と同市の第三セクター・札幌ドーム、北海道日本ハムファイターズ、サッカーJリーグのコンサドーレの4者が3日、札幌ドームの今後の活用について同市豊平区にある同ドームで協議した。

 日本ハムからは新球場構想について具体的な言及はなく、4者はこれまで通り札幌ドームを野球とサッカーの両チームが使う多目的施設として活用する方針を確認した。

 4者協議は、日本ハムによる新球場建設構想が明らかになったことから、日本ハムの札幌ドーム撤退を防ぐ方策などを検討する目的で開催。札幌ドームを拠点に活動する日本ハムファイターズの島田利正球団代表、コンサドーレの野々村芳和社長と、札幌ドームの長沼修社長、同市の秋元克広市長の4人が出席した。

 日本ハムに残留してもらう手段の一つとして、市は「ドームの野球専用化」案を提示。しかし日本ハム側が専用化を望んでいない意向を示したため、今後はドームの形状を大幅に変えない範囲での活用策を議論する方向で一致した。

 協議後に記者会見した秋元市長は「日本ハムの新球場構想についてはしかるべき時期に説明があると思うので、その段階になった時に札幌ドームを今後も使うのか、使わないのかという議論ができるのではないか」と話した。市は日本ハムの札幌ドームへの残留を求めている。

【民間活用へ新施策で後押し】内閣府コンセッション導入支援、京都スタジアムなど19事業選定

内閣府民間資金等活用事業(PFI)推進室は、地方自治体向けに始めるコンセッション(公共施設等運営権)の導入支援策の初弾支援対象に19団体を選定した。支援対象施設は上下水道と公営住宅、スポーツ施設などの文教施設。事業化調査(FS)で必要になるコンサルタントなどの外部専門家への委託経費を国費で全額補助する。

 スポーツ関連施設では「忠岡町スポーツセンター民間資金等活用事業導入可能性調査」(大阪府忠岡町)、「京都スタジアム(仮称)運営権PFI事業導入可能性調査」(京都府)、「水垂運動公園(仮称)PFI導入可能性調査」(京都市)、「屋外プール再整備事業事業計画策定業務」(横浜市)が選ばれた。

 このうち京都府のプロジェクトでは、JR亀岡駅北土地区画整理事業地内(京都府亀岡市追分町)に計画する球技専用スタジアムを対象に、運営権を民間委託するPFI事業の導入可能性調査を実施する。スタジアムの規模はRC造一部S造延べ3万4000平方メートル程度を想定。2万席以上の一般席を確保し、2000平方メートル程度のにぎわい施設や防災拠点機能も導入する。すでに実施設計を発注済みで、16年度内に完了する見通しだ。工期は約20カ月、工事費は130億円以下を見込む。

 内閣府PFI推進室は、コンセッション導入の支援経費として16年度第2次補正予算に13・9億円を新規計上した。支援対象施設の中でも政府全体のコンセッション導入目標に達していない上下水道への普及を急ぐ。公営住宅や文教施設に対する支援よりも手厚くし、FSに加え施設の資産評価(デューデリジェンス)で必要になる外部専門家への委託経費も全額補助する。

 政府全体の当初目標として、14~16年度に上水道と下水道でそれぞれ6自治体程度でコンセッションを具体化するとしていたが、現在までに上水道は2自治体、下水道は4自治体にとどまっている。内閣府は、今回の初弾事業と同様に上下水道、公営住宅、文教施設をそれぞれ対象にしたコンセッションの導入支援策の2次募集も来年1月31日まで受け付けている。

 初弾支援対象の19団体と各事業は次の通り。

 ▽浜松市=浜松市水道事業へのコンセッション導入可能性調査▽静岡県伊豆の国市=伊豆エメラルドタウン簡易水道におけるPPP/PFI手法導入可能性調査▽宮城県=みやぎ型管理運営方式実現可能性調査(上下水道)▽宮城県村田町=四公共事業コンセッション等導入可能性調査(上下水道)▽奈良市=小規模上下水道施設における公共施設等運営権事業に係る情報整備
 ▽山口県宇部市=西部処理区におけるコンセッション事業検討・調査(下水道)▽高知県須崎市=須崎市公共下水道事業等運営事業に係る資産評価調査検討業務▽神奈川県三浦市=資産(管路)の情報に関する基礎資料の精査に係る調査(下水道)▽大阪府泉大津市=市営住宅建て替え事業に係る導入可能性調査▽川崎市=川崎市営住宅事業民間活用可能性調査
 ▽京都府=京都府府営住宅向日台団地民活導入可能性調査▽横浜市=屋外プール再整備事業事業計画策定業務▽山梨県甲斐市=既存公共施設を活用した甲斐ミュージアム(仮称)及びフラワーパーク(仮称)整備運営事業のPFI導入可能性調査▽山梨県富士吉田市外二ケ村恩賜県有財産保護組合=森林学習施設事業に係るコンセッション等導入可能性調査
 ▽福井県大野市=(仮称)大野市文化会館整備事業PFI可能性導入調査▽大阪府忠岡町=忠岡町スポーツセンター民間資金等活用事業導入可能性調査▽京都府=京都スタジアム(仮称)運営権PFI事業導入可能性調査▽京都市=水垂運動公園(仮称)PFI導入可能性調査▽和歌山市=加太地域における文教施設に対するコンセッション手法の導入調査。

【力作揃いです】「土木のある風景」写真コンテスト、最優秀賞決まる

熊井崇さんの「水都」
東京土木施工管理技士会(伊藤寛治会長)は4日、設立20年記念事業として行った写真コンテスト「土木のある風景」の表彰式と映画「黒部の太陽」の上映会を東京・西新宿の新宿明治安田生命ホールで開いた。写真コンテストの最優秀賞に選ばれた熊井崇さん(作品名・水都)らに伊藤会長が表彰状を贈呈。映画上映には熊谷組が協力した。

多和裕二さんの「東京ゲートブリッジと光跡」
写真コンテストは、生命と財産を守り、安全・安心な都市生活を支えるインフラを整える土木工事を知ってもらい、土木により親しみも持ってもらおうと企画した。土木のある風景、東京の土木のある風景、土木工事現場の風景、U-22の計4部門で作品を募集。それぞれ熊井さんの「水都」、多和裕二さんの「東京ゲートブリッジと光跡」、木村ゆうじさんの「重なるシルエット」、清水学さんの「塗装補修工事の塗布状況」を最優秀賞に選んだ。

 水都は川面に映る大阪の夜景を写した作品。東京ゲートブリッジは12年2月に開通した東京の新名所を収めた。木村さんは、崖で作業している男性の真剣な姿を、清水さんは塗りにくい部分をはけで丁寧に塗る様子をそれぞれ撮影した。

木村ゆうじさんの「重なるシルエット」
伊藤会長は「どの作品も素晴らしく、最年少は4歳のお子さんと聞いた。(土木は)地図に残る仕事でもあり、後世に残る魅力的な仕事であることを誇りに思っている。技士会は成人式を迎えたばかり。30年、40年と東京の発展と共に歩みを進め、成長したい」とあいさつ。審査員長を務めた伊藤壽章清水建設土木東京支店土木第二部長は「土木が身近なものであることを感じていただきたい。作品のコメントを読みながら、撮影している姿を想像して入選作品を選んだ」と審査報告を述べた。
清水学さんの「塗装補修工事の塗布状況」

【記者手帖】記憶に残る万博を

先日、大阪府吹田市の万博記念公園にある「太陽の塔」の内部が10年ぶりに公開され、取材に出掛けた◆芸術家の故・岡本太郎氏がデザインを手掛け、内部にはアメーバなどの原生生物から恐竜、人類に至る生命の進化の過程を表現したオブジェ「生命の樹」が当時のままの姿で残されている。圧倒的な迫力の外観とは違う幻想的な風景に驚かされた◆もう一つ驚いたのは、見学の応募倍率が160倍もの高率だったこと。多くの人が来られなかったと思うと申し訳ない気持ちになった。わが家には、万博会場で撮った4歳の頃の色あせた写真が残っているが、太陽の塔の中に入ったかどうかは記憶にない。見学者から「当時のまま美しかった」と聞かされ、たくさんの人に強い印象を残したのだと実感した◆大阪府が2025年の万博誘致に名乗りを上げている。「人類の健康・長寿への挑戦」をテーマに半年間で3000万人の来場を見込む。パリやトロントなどライバルは多いようだが、世界の人々に夢と感動を与え、いつまでも記憶として残る万博を目指してほしい。(わ)

2016年12月2日金曜日

【回転窓】建設費迷走から見えるもの

「条件が曖昧で、積算数量も不明確だった」「基本設計には基本計画の立案までを含むようになっている」。土木・建築の設計技術者から行政機関の積算能力や企画立案能力の低下を嘆く声が聞かれる▼最たる例が2020年東京五輪で使う競技施設の建設費をめぐる問題だろう。新国立競技場に続き、現在は都が整備する3施設の建設費が迷走中だ▼このうち「海の森水上競技場」の建設費は招致時の69億円から491億円を経て298億円、「アクアティクスセンター」は招致時の321億円から683億円を経て512億円に。100億円単位で二転三転する状況は行政に対する国民の不信感を生もう▼税収減に悩む地方自治体では技術系の職員の不足が深刻。建設分野でも現場の実態を熟知する職員が減り、業務のアウトソーシングも職員の能力低下に拍車をかける▼多様な事業を発注する行政に国民が期待するのは必要な事業を適切な費用で実現する力。事業の川上段階に当たる立案から関与する職員の能力の優劣は、行政サービスの質を大きく左右する。全国で継続教育の強化を含め人材能力の引き上げが急がれる。

2016年12月1日木曜日

【回転窓】技能と技術の調和を

戦後、豊かさや憧れの象徴とされた白黒テレビ、洗濯機、冷蔵庫。「三種の神器」と呼ばれて庶民が生活水準を高める際の一つの目標となった。1960年代半ばの高度経済成長期に入ると、消費者の目はカラーテレビ、クーラー、カー(自家用車)の「3C」に移った▼世界有数の経済大国となり、技術の進歩によって高機能・高性能なモノが世の中にあふれかえっている。最近はAI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)などの次世代技術をビジネスや暮らしに役立てようと、国や企業が研究開発に力を入れる▼生産年齢人口の減少への対策として、AIを組み込んだロボットや、IoTでつながった管理システムを活用し、人にかかる負担や作業量を軽減しようとする取り組みが目立つ。ロボットなど機械に任せられない業務を人が受け持つことで、生産性を高める狙いだ▼しかし人は不完全な生き物で、時に過ちを犯す。エラーを排除し、より重要な業務だからこそ人には任せないという考え方もある▼何ごとも過信は禁物。人が持つ技能と、最先端のテクノロジーが絶妙に調和した社会の到来を期待したい。

【16年度女性建設マスター】電気工・荻文子さん(熊本県、昭電社)

35歳の時、事務から電工へ。男性が多い職場で女性ならではの気配りを心掛ける。受賞は「会社や家族の協力があり仕事を続けられたから」と感謝。これまでの経験を生かし、電気工事を通して地域社会に貢献したい。

 (おぎ・ふみこ)

【16年度女性建設マスター】橋梁特殊工・山本英子さん(山口県、山口リアライズ)

現場での出会いが宝。意見がぶつかる時もあるが、いろいろな個性が一致団結し現場を完成させる「総合力」が土木の醍醐味(だいごみ)だ。これからも出会いに感謝し、みんなが「頑張ってよかった」と言える仕事をしていく。

 (やまもと・ひでこ)

【16年度女性建設マスター】土工・宮井千賀子さん(和歌山県、湯峯建設)

現場管理や安全指導に携わる。気配りや思いやりのある明るく働きやすい環境作りを心掛ける。建設マスターの自覚と責任を持ち「より一層会社や地域のためになるよう精進する。後進の指導、育成にも努める」。

 (みやい・ちかこ)

【16年度女性建設マスター】舗装工・鳥谷部節子さん(山梨県、昭和建設)

職長として「安全第一で段取りよく細かい気配り」がモットー。舗装工事はチームワークよく施工しないと安全で出来栄えの良い仕事はできない。「会社と職場の仲間全員の力添え」が今回の受賞につながった。

 (とりやべ・せつこ)

【16年度女性建設マスター】電気通信工・松山あやさん(東京都、アズビル)

100件以上の空調自動制御中央監視装置工事に携わり、管理しやすいシステムづくりを心掛ける。「周りの方々との協業による実績が評価され、それを代表して受賞した」。これを機にさらなる努力を誓う。

 (まつやま・あや)

【16年度女性建設マスター】造園工・天野留美さん(東京都、藤橋造園)

寺院や個人庭園の施工・維持管理に従事。お客さまの意向に沿えるよう気を付けて仕事をする。至らない点や経験のない仕事もたくさんあり、「すぐにできるとは思わないが、諦めずに努力を続けていく」。

 (あまの・るみ)

【16年度女性建設マスター】電気工・花澤優子さん(千葉県、六幸電気工業)

電気工事の施工・管理に携わってきた経験と知識を常に現場に反映させたい。女性時代の先頭に立ち、後進の指導に当たる。今後は施工経験を生かし、設計分野で省エネなど環境の課題に取り組みたい。

 (はなざわ・ゆうこ)

【16年度女性建設マスター】大工・中塚アキ子さん(岩手県、下舘建設)

木造住宅全般の業務に従事。苦しんでいる時、先輩に掛けられた「仕事は笑顔でしなさい」という言葉に励まされて以来、笑顔での仕事を心掛ける。これからも「幸せな暮らし」を包む住宅・家づくりを目指す。

 (なかつか・あきこ)

【16年度女性建設マスター】建設機械運転工・菊池稚子さん(岩手県、浅間建設)

「安全作業を一日一日積み重ねること」がモットー。戸惑いながらもチャレンジする気持ちを忘れずに歩んできた。女性の仲間が増えることを願い、背中を見せられるよう安全を常に心掛けてまい進する。

 (きくち・わかこ)

【候補地はJT倉庫跡】フットボールセンター整備(栃木県矢板市)、PFI視野に検討本格化

栃木県矢板市は、「(仮称)とちぎフットボールセンター」の整備にPFIなど民間活力の導入を検討する。民間活力導入可能性調査をあしぎん総合研究所に17年3月21日までの予定で委託している。

 市は調査結果を基に17年度早期の施設整備・管理運営計画の策定を目指す。事業のスケジュールも調査結果を基に判断する。

 建設地は末広町49。日本たばこ産業(JT)の倉庫跡地で、敷地面積は4万2735平方メートル。昨年12月にまとめた基本計画によると、夜間照明付きの人工芝サッカー場2面や、延べ1192平方メートルのクラブハウス棟1棟などを整備する。サッカーJリーグのチームのキャンプ地や、各種大会などで使う施設とする。総事業費は9億3000万円。当初のスケジュールでは、16年度の設計着手、19年度の供用開始を予定していた。

 フットボールセンター整備には、基本計画の段階ではスポーツ振興くじ(Toto)の助成金などの補助金を見込んでいたが、今年8月に栃木県のサッカー協会の算定ミスが発覚。見込みより大幅な減額となり、市の負担額が1億0500万円の増加となったことから、整備内容の見直しを行っている。

 栃木県内では、小山市もフットボールセンターの整備構想を進めているが、矢板市と同様の理由で整備計画の見直しを行っている。

【4者協議の結果を受けて…】五輪競技施設、海の森競技場で工事再開

 2020年東京五輪の競技施設見直しに関する東京都、国際オリンピック委員会(IOC)など大会関係者4者の協議が11月29日までに終了したことを受け、都は、建設継続が決まったボート・カヌー(スプリント)会場の「海の森水上競技場」(東京臨海部)、水泳会場の「オリンピックアクアティクスセンター」(江東区辰巳)の工事を本格的に推進する。水泳会場は建屋の階数を減らすことで、コストを縮減する方向だ。

 海の森は、東京港の埋め立て地の間を流れる水路に建設されるボート・カヌー競技用のコース。都は、中断していた本体工事の再開を同29日中に実施設計・施工者(大成建設・東洋建設・水ing・日立造船JV)へ通知した。

海の森水上競技場の完成イメージ
(16年5月時点、東京都提供)
 実施設計がほぼ完了している締め切り堤の工事をまずは再開する。都オリンピック・パラリンピック準備局によると、「全体の整備費は298億円(当初計画では491億円)を上限にしつつ、さらなるコスト縮減を目指し、残りの実施設計を進める」という。予定工期は当初計画通り19年3月28日まで。
アクアティクスセンターの完成イメージ
(15年10月時点、東京都提供)
 都立辰巳の森公園の敷地の一部に造るアクアティクスセンターは、当初計画上の規模がS一部SRC・RC造地下1階地上5階建て延べ7万7000平方メートル。4者協議では観客席数を当初予定の2万席から1・5万席まで減らすことが決定した。

 4者協議の間も整地などの準備工事は中断していなかった。17年3月末に本体工事に移る見通しで、基礎、プール、建屋の順に施工を進める。同局は4、5階部分の建設を取りやめて観客席数を減らす方向だ。整備費は514億円(同683億円)を上限とする。実施設計・施工者は大林組・東光電気工事・エルゴテック・東洋熱工業JV。予定工期は19年12月20日まで。

 両施設とも設計変更に伴う追加費用を加えても、新たな整備費の上限を超えないようにする。

 4者協議で見直しの対象になった競技施設にはバレーボール(インドア)会場もあったが、4者協議では結論が出なかった。都は計画中の「有明アリーナ」(江東区有明)を会場にするか、既存の「横浜アリーナ」(横浜市港北区)を活用するかどうかを引き続き検討し、12月中に結論を出す。

有明アリーナの完成イメージ
(15年10月時点、東京都提供)
 有明アリーナの当初の工程では12月下旬に準備工事に入り、17年3月末に本体工事を開始する見通しだった。建設継続が決まった場合、整備費の上限は340億円(同404億円)とする。予定工期は19年12月9日。実施設計・施工者は竹中工務店・東光電気工事・朝日工業社・高砂熱学工業JV。

【大人もはまります、確実に】LIXIL光るどろだんご全国大会、最優秀賞は…

LIXILがINAXライブミュージアム(愛知県常滑市)の体験教室として2006年から行っている「光るどろだんご全国大会」の今年の大会が11月27日に開かれた。

 地区予選を勝ち抜いた31人の中から岩崎久代さん(岡山市、29)の作品「夜空にきらめく満天の星」=写真が最優秀賞に選ばれた。6歳から51歳まで幅広い年代の参加者が手のひらに乗せた土の塊を一心に磨き、個性豊かな作品に仕上げた。

 岩崎さんの作品は夜空にきらめく星をイメージ。「星空の模様を付けるのが難しかった。星空を輝かせるため、磨きを特に頑張った」と苦労を話した。審査委員長を務めた土絵作家の三木きよ子さんは「どの作品も真球具合が素晴らしかった」と出来栄えと参加者の健闘をたたえた。最優秀作は同ミュージアムの「土・どろんこ館」に保存される。

 他の受賞者(敬称略)と作品は次の通り。

 ▽優秀賞=森川智之「空の宝石」、助川豊「聖夜」▽優良賞=中野花音「秋のもみじ」、植村楓「光かがやく海王星」、金井亜芽里「宇宙のもみじ」▽LIXIL賞=中嶋晋介「おうちにかえろう!」▽全日空賞=児玉優子「~星空~」▽セントレア賞=木本双葉「うれしい!たのしい!! HAPPYWORLD」▽三木きよ子特別賞=奥村成美「立体天気図」。

2016年11月30日水曜日

【回転窓】ランナーの目線を生かす

スポーツジャーナリストで元マラソン選手の増田明美さんがかつて、本紙のインタビューで「轍(わだち)」にまつわるエピソードを話してくれたことがある▼現役を引退してまだ間もないころ、駅伝の中継でアナウンサーに「やはり選手は轍があると走りづらいものですか」と聞かれた。実は、その時まで轍の意味を知らず、とっさに「ああ、ワダチさんですか」と答えてしまったのだという。「恥ずかしい思いをしました」と笑顔で記者に教えてくれた▼スポーツ選手が見せる普段の顔まで「詳しすぎる解説」で人気の増田さん。選手が自身のことをつい話してしまうのもそんな飾らない人柄の持ち主だからに違いない▼日本のランニング人口は1000万人に上るとの推計もある。最近は数万人の市民ランナーが参加するマラソン大会も少なくない。大会では普段は車が通る道路を堂々と走れるのもランナーにしか味わえない楽しさであろう▼日本の道路はよく整備され緑も多いが、ランナーが練習できるような道路は「少ない気がします」とも増田さんは語っていた。道づくりや地域の活性化にランナーの目線も生かしていきたい。

【どうなる五輪競技施設】水泳・ボートは新設、バレーは結論持ち越し


上から「オリンピックアクアティクスセンター」「有明アリーナ」「海の森水上競技場」
(いずれも東京都提供)
 2020年東京五輪の「水泳」「ボート・カヌー(スプリント)」「バレーボール(インドア)」で使用する三つの競技施設の建設計画見直しをめぐり、協議を進めていた東京都、国際オリンピック委員会(IOC)など大会関係者4者は29日、バレーボール以外の会場を現行計画通りの建設地に新設することで合意した。バレーボール会場は計画中の有明アリーナと、既存の横浜アリーナのどちらにするか、都が12月25日までに結論を出し、その判断にIOCらが従う。

続きはHP

【建設どさん娘の会、発足】北海道で女性技術者の活躍後押し

建設産業に関わる北海道内の女性を中心メンバーとする「建設どさん娘(こ)の会」の設立総会が21日、札幌市中央区の北海道建設会館で開かれた。道内の建設業に携わる女性による初めての組織となる。

 建設業に携わる女性同士のネットワークを拡充し、女性技術者などの活躍を後押しするのが狙い。代表には苫小牧工業高等専門学校の松尾優子准教授を選出した。

 活動方針によると、企業の経営者などを招いた勉強会の開催や、業界団体との連携、女性の視点からの行政・業界団体への提言などを行う。同日に第1回勉強会を開き、北海道開発局の今日出人局長と「建設業の女性活用」をテーマに意見交換を行った=写真。

 設立発起人は建設業、建設コンサルタント、教育機関などに勤める6人の女性。会の趣旨に賛同していれば原則誰でも加入でき、男性もサポート会員として参加が可能という。事務局は北海道建設業協会内に置く。

【自転車乗りなら一度は行きたい】自転車博物館(堺市)の移転新築プロジェクトが始動

 シマノ・サイクル開発センター(島野容三理事長)は自転車博物館(堺市堺区大仙中町18の2)を、市が管理する大仙公園の自転車ひろば(堺区東上野芝町1)に移転する。

 新博物館=完成イメージ=の規模は地下1階地上2階建て延べ4100平方メートル。設計は芦原太郎建築事務所(東京都千代田区)が担当。施工者を決める入札を年内にも公告し17年2月に決定する予定。17年4月に新博物館に着工、18年6月に完成させ7月の開館を目指す。

 新博物館では展示内容を充実させるともに、休憩室やシャワー室、高級自転車のレンタルコーナー、自転車整備スペースなどを備えるサイクルステーションを新設。カフェの設置も検討している。移転先の自転車ひろばでは自転車体験プログラムも充実する計画だ。

【提携紙ピックアップ】建設経済新聞(韓国)/談合三振アウト制は副作用大

立法専門家や研究機関が、「入札談合三振アウト制」法案に対して否定的意見を相次いで出している。入札談合処罰を強化して根絶するという趣旨の法案だが、かえって「違憲の恐れ」「無罪推定の原則に反する」「経済損失」「雇用の減少」「産業競争力の弱化」といった副作用が大きいという指摘がなされている。

 「入札談合三振アウト制」(チョン・ジョンソプ議員代表発議)は、期間の制限なしに3回以上課徴金賦課処分を受けた場合には、建設業登録を抹消することとする処罰規定を強化する法案。現行の「建設産業基本法」は、建設業者が入札談合で課徴金賦課処分を受けた時から3年以内に同じ違反行為で2回以上課徴金賦課処分を受けた場合に限り建設業登録を抹消するという仕組みだ。

 「入札談合三振アウト制」に対しては、国会内でも副作用が憂慮され、慎重な検討が必要だとの指摘も出ている。

 キム・スフン国土交通委員会首席専門委員は法案の検討報告の場で、「事業者が処分に従わず、訴訟を提起する場合には、大法院(訳注・日本の最高裁判所に当たる)の確定判決時までは無罪推定の原則が適用される。

 この法案では、入札談合に対する課徴金賦課処分の判断基準も強化されている。これらを踏まえると、登録が抹消された場合には、その建設企業の従事者が大量に失業者となるだけでなく、海外建設市場での入札参加機会の喪失などの副作用も勘案すると、総合的な検討が必要だ」と指摘した。

CNEWS、11月16日)

【提携紙ピックアップ】セイ・ズン(越)/土木工学大学がハノイ市で鋼構造技術セミナー

 国立土木工学大学(NUCE)が11月15日、ハノイ市で日本のJFEスチールと共同で鋼構造に関する技術セミナーを開いた。

 ファム・ドゥイ・ホアNUCE学長は開会のあいさつで、「日本の技術を採り入れてベトナムの建設産業は発展してきた。JFEスチールはこれまでにもNUCEとセミナーを共催しており、両国技術者の交流の場となっている」と述べた。

 セミナーでは、JFEスチール独自の「つばさ杭工法」や構造用TMCP鋼材、BIMの活用事例やジェコスの山留め工事用仮設システムなどを紹介した。

 同日、キャンパス内に設置された鉄骨を使ったモニュメント=写真=の除幕式も行われた。両者のパートナーシップを記念して作られたもので、ハノイの歴史的建造物「一柱寺」から着想を得たモニュメントは、建築家グエン・ヴァン・ドアン氏が制作した。

セイ・ズン、11月16日)

2016年11月29日火曜日

【2019年W杯へ準備進む】花園ラグビー場整備3件、設備は北陸電気工事ら、建築は保留

大阪府東大阪市は24日、制限付き一般競争入札(申請入札同時方式)対象の花園ラグビー場整備工事と同電気設備工事、同機械設備工事の3件を開札した。整備工事(建築)は清水建設が最低札となったが、調査のため保留。電気設備は北陸電気工事、機械設備は新菱冷熱工業・共進社工業所JVが落札候補となった。

 開札結果は次の通り。

 ▽東大阪市花園ラグビー場整備工事=調査のため保留(38億3200万円で清水建設が最低札)。工事内容は増築・改修・スタンド観覧席改修・外構・撤去工事。工事場所は松原南1の40の1他。工期18年9月19日。予定価格38億3290万円

 ▽同電気設備工事=16億5779万円で北陸電気工事が落札候補。
 工事内容はその1(ナイター照明・大型映像装置・スタジアム音響工事)、その2(増築・改修・外構・撤去・仮設大型映像装置工事)。工事場所・工期前同。予定価格18億4990万円

 ▽同機械設備工事=8億0047万5000円で新菱冷熱工業・共進社工業所JVが落札候補。
 工事は増築棟工事・改修・外構・撤去工事に係る機械設備。工事場所・工期前同。予定価格8億9613万円。

【回転窓】年中無休・24時間営業は必要か

便利な生活に一度慣れてしまうと、後戻りするのはなかなか難しい。さまざまな店の年中無休・24時間営業というのも便利な生活を支える大きな要素の一つだろう。好きな時に欲しい物が何でも手に入る。これほどの便利はあるまい▼最近、そこに小さな変化が起き始めているらしい。先日、ファミリーレストラン「ロイヤルホスト」が24時間営業をやめると報じられた(朝日新聞18日夕刊)。大手百貨店が正月の初売りを従来より1日遅い3日にしたり、かつては週に1日あった定休日を復活させたりする動きもある▼店舗が営業すれば、納入業者やテナントも休めない。年中無休や24時間営業の見直しには、店で働く人に加えて、取引業者などの間にも「英断」と称賛する声があるようだ▼便利な生活に慣れ切ってしまうと、それを誰が支えているのかというところまでつい目が行かなくなる。お客相手のサービス業では機械がすべてをやってくれるわけではない。それが低賃金の長時間労働に支えられているとしたら▼働き方改革の議論が活発化している。消費者も便利過ぎる生活を見直す。そんな視点も必要ではないか。

【歴史的建造物に最新機能】日本工営グループ会社、英国議会移転先改修設計受託

英国議会の一時移転先になる建物の一部
日本工営グループの英国建築設計大手BDP(マンチェスター)は、英国議会が入るウエストミンスター宮殿(ロンドン)の大改修で国会議事堂機能の一時移転先となる歴史的建造物の改修設計業務を下院から受託した。業務名称は「The Northern Estate Programme」で、下院が実施したコンペでBDPが最高評価を獲得した。既に詳細プランの策定に着手。業務完了時期は2020年初めを予定している。

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【坂倉作品を改修】旧日仏学院再整備(東京都新宿区)、設計・監理者の選定着手

坂倉準三が設計を手掛けたIFJTの外観(ⓒ DR/IFJ)
駐日フランス大使館は東京・市谷にある在外文化施設「アンスティチュ・フランセ東京」(IFJT、旧日仏学院)の再整備事業に着手する。日本の近代建築を代表する建築家・坂倉準三が設計を手掛けた建物を改修するほか、敷地内に新棟を建設する計画。このほど設計・監理業務の発注手続きを開始した。参加者を17年1月6日まで受け付ける。2020年開催の東京五輪までの事業完了を目指す。

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【女性技術者と女子学生が意見交換】福島建協ら、女性活躍テーマにイベント開く

 福島県建設業協会(小野利廣会長)と福島県青少年育成・男女共生推進機構福島県男女共生センターの共催による女性活躍応援事業「けんせつ・どぼく女子のいま、未来」が26日、福島県二本松市の福島県男女共生センターで開かれた。建設関連企業の女性社員や、県内の大学生、高校生ら200人以上が参加した。

 小野会長は冒頭のあいさつで「福島建協の会員企業で働く女性技術者は180人程度と採用が進んでいない。7月に官民の推進組織であるふくしま女性活躍応援会議が結成されたことを機に、建設業も女性の力を重視し、誰もが活躍できる産業に変わらねばならないと活動を進めている」と述べた。

 第1部では日経BP社の麓幸子執行役員が講演。2060年代の生産年齢人口は現在の半分近くに減少する予想を示し、「根強い男社会」である建設業の現状を変え、人材活用の母集団を男女の性差無く広げなければならないことを指摘した。麓氏は「女性が働きやすいということは、男性にとっても働きやすい環境になる」と語った。

 第2部では土木技術者女性の会の時弘みどり副会長(清水建設)による基調講話に続いて、同会会員や県内企業の女性社員が女学生と談話するグループワークが行われた=写真。

 時弘氏は実際に女性技術者は古くから「現場の仕事」に関わってきたことを紹介。「励まし合うだけではなく、知識の向上と魅力ある働きやすい環境づくり、女性技術者の社会的評価の向上、この職業を目指す女性へのアドバイスを続けていきたい」と述べた。

 グループワークでは学生・生徒から職業選択の不安などの質問や意見が交わされ、現役の女性技術者たちが自らの経験を基に助言した。

【高さ日本一の橋脚、上部工架設開始!】中日本高速、東海北陸道4車化工事現場を公開

 ◇白鳥~飛騨清見IC区間、18年度開通めざす◇

 中日本高速道路会社は25日、岐阜県内の東海北陸自動車道白鳥インターチェンジ(IC)~飛騨清見IC間で行っている4車線化工事の現場を報道関係者に公開した。約40・9キロの区間内には、橋脚の高さが日本一となる鷲見橋(郡上市)があり、8月に地上125メートルの最上部に到達した。同区間の開通は18年度で、観光シーズンなどの渋滞解消が期待されている。

 鷲見橋は、延長459メートルのPC4径間連続ラーメン波形鋼板ウェブ橋。橋脚3基のうち中央の橋脚が高さ日本一となる。現在の日本一は、暫定2車線で整備された同区間の鷲見橋で、橋脚高さ118メートル。

 鷲見橋の施工は、上・下部工とも三井住友建設が担当している。省力化と工期短縮を図るため、橋脚工事では、あらかじめ帯鉄筋を埋め込んだプレキャスト(PCa)パネルで橋脚表面を形成し、内部にコンクリートを打ち込んで合成構造の橋脚を急速施工する「SPER工法」を採用。上部工では、先行架設した波形鋼板上に移動作業車を直接設置、3ブロックを同時に施工する「RapCon工法」を採用しているのが特徴だ。

 中央の橋脚に着工したのは14年4月。基礎構築後、PCaパネルを4ピース積み上げ、コンクリートを打ち込む作業を繰り返し、8月5日に125メートルに到達させた。現在は、上部工の架設も始まっている。

 同区間の4車線化は、12年4月に事業認可を受け、13年から工事が始まった。実工事延長33・3キロのうちトンネル(11本)、橋梁(27橋)が48・6%の16・2キロを占める。

 暫定2車線区間との近接工事となるため、走行車両への影響を最小限に抑えるよう工夫しながら建設を進めている。

【記者手帖】いつの時代も…

先日、型枠工事会社を自営する知人と久しぶりに飲んだ。年末工期の現場も少なく比較的余裕もあるというので、中年男二人だけの少し早めの忘年会となった。年齢が一つ違いなので話も合う。家庭や実家のことなどを話すうちに、話題は自然と建設業界に◆「型枠工や鉄筋工が不足と言われていたけれど、最近はどう?」と聞くと、「何とかやっている」との答え。「コンビニのバイトでもやった方がまし」と若手が辞めていった時期は大変だったが、「今いる人員でやるしかない」と残った若手に仕事を教えつつ、受注もある程度選別しながらやっているという◆「若者や女性が現場でもっと活躍できるよう、国や業界も頑張っている」と話を向けると、「若い男より女性の方が腹が据わっている」と即答した。なぜかと尋ねると「知り合いの若い内装職人(男)が逃げた。親方にあれだけ世話になったのに」とあきれ口調だ◆「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ…」との山本五十六元帥の言葉を思い出す。「最近の若者は」とは言うまい。人材育成はいつの時代も大変だ。(川)