2014年11月25日火曜日

上智学院/四谷キャンパスで新棟着工/ソフィアタワー、16年12月末竣工へ

 上智学院(東京都千代田区、高祖敏明理事長)は、東京・四谷の上智大学四谷キャンパス内の新棟「ソフィアタワー」=完成イメージ=の建設工事に着手した。設計は日建設計、施工は大成建設が担当。16年12月末の竣工、17年4月の供用開始を目指す。  建設地は東京都千代田区麹町6の1の1ほか(敷地面積5900平方メートル)。麹町大通りに面する。  計画によると、建物はS一部SRC造地下1階地上17階建て延べ3万9700平方メートルで、高さは77メートル。赤茶色のテラコッタ調れんがを壁や床に採用し、地域の街並みと一体化したキャンパスの整備を目指す。防災性の向上のため、建物には制振ダンパーや非常用発電機、被災度判定システムも導入する。  大学施設として、全学部の言語教育を担う「言語教育研究センター」、学部横断的なグローバル教育を担う「グローバル教育センター」が入る。入学定員の増加に対応するための教室やホールを兼ねる大教室(800人収容)も設ける。  7~16階の高層部には、賃貸オフィスが入る。同校はオフィス部分の商品企画などを行うプロジェクトアドバイザーとして三井不動産に業務を委託。完成後は三井不動産がオフィス部分を借り受け、テナントリーシング、運営管理を行う。テナント収益は、海外からの留学生などを支援するための奨学金として活用されるほか、今後のキャンパス整備の財源とする予定だ。

0 コメント :

コメントを投稿