2014年12月4日木曜日

未来を築く/安藤ハザマ四国支店・五味春香さん/土木技術者と胸を張れるように

建設業に携わりたいと思ったきっかけは、学生時代のインターンシップでした。大学の教科書に書かれていることが、現場ではどのようになっているのか疑問だったからです。実際に現場に行くと、見るもの全てが新鮮で、インターンシップが終わるころには「さらに知識を深め、ものづくりに携わりたい」という気持ちが大きくなっていました。現場にいると一日一日の変化はあまり感じなくとも、実習初日と最終日では同じ場所に立っていても違う光景である事に感銘を受けました。
 今年の4月から、トンネル工事を主体とする高松自動車道三木トンネル工事に配属となりました。現在、三木トンネル工事は橋梁下部工やトンネル坑口を設置するための土工事を行っており、目の前で起こること全てが勉強になる日々を過ごしています。
 中でも土工事に関しては驚くことが多く、配属当初は自分と同じ程の背丈の草木に囲まれながら切り土を行うための伐採作業をしていたことが嘘だったかのように、今では小さい山が一つ、二つと無くなり、徐々にトンネル掘削に向けて工事が進んでいることを実感しています。
 日々過ごす中で、楽しいこともあれば、もちろん辛いこともあります。ですが、それが積み重なっていくと、ある時、自分が成長していることに気付かされます。その一歩一歩を大切にし、いつか自分が「土木技術者」であると胸を張って言えるよう、日々精進していこうと思います。(ごみ・はるか)

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