2015年1月16日金曜日

鹿島/協力会社の技術者・技能者の処遇改善策を拡充/マイスター認定制度新設

スーパーマイスターのヘルメット
 鹿島は、協力会社の技術者・技能労働者の処遇改善に向けた取り組みを拡充した。同社の建設現場で働く優秀職長を「鹿島マイスター」に認定し、1日1000円の日当を別途支給する。15年度に約500人を認定する。16年度にマイスターの中からさらに優秀な職長約100人を「スーパーマイスター」に認定し、日当を3000円上積みする。既存の報奨金制度も見直し、対象をベテランから若手に拡大。毎年度約200人を選定し、10万円を支給する。
 マイスター制度の対象は、主要職種であるとび工、土工、型枠大工、鉄筋工、左官と一部重機土工の職長。現場所長の推薦に基づき各地域の支店長が認定する。一度認定されると特段の事情がない限り、満60歳の定年を迎えるまで手当の支給を継続する。認定者は現場で着用するヘルメットにそれぞれ専用のステッカーを貼る。
 将来のマイスターを目指してもらうため、優秀技術・技能者報奨金制度「E(エクセレント)賞」を見直した。「新E賞」は、対象を主要職種の若手と内装仕上げ、設備、専門工事の職長とした。E賞は99年の創設から14年間で延べ8604人(実人数4380人)が選ばれているという。
 協力会社の採用活動の支援ツールとして、昨年4月に作成した仕事内容を職種別に紹介するDVD(6枚)のダイジェスト版、建設現場で働く女性技能労働者7人が登場するDVDも新たに作った。

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