『宮城県建設業協会の闘い』第３弾発刊／最前線で奮闘する地域建設業の取り組み紹介

 

　東日本大震災の発生からまもなく４年。被災各地でインフラ整備や街づくりが進むなど、復興は着実に進展している。ただ今なお多くの方が仮設住宅で暮らし、慣れ親しんだ故郷に戻りたくても戻れない人もいる。
　一日も早い復興を願う地域建設業の奮闘ぶり、現場での苦悩や喜びをまとめた『宮城県建設業協会の闘い』第３弾が発刊された。会員会社の多くは地域のため、強い覚悟を持って震災復興と向き合い続けている。

　「（息子たちに）実際に現場を見てもらい、仕事の中身を説明できた」「地元業者として地域の縁を大切にするべきだ」「建設業界が事前防災の重要性を説いても一般には理解されない」――。事業の最前線に立ち続ける人たちが感じ、体験した震災復興への思いが込められている。

　学校や図書館、防災関係機関などに無償配布しており、近く協会ホームページ（http://www.miyakenkyo.or.jp/）でＰＤＦ版を公開する予定だ。