2015年3月26日木曜日

NTTコム、大林組/作業員の心拍数など常時監視/着用型センサーでデータ収集

ウエアラブルセンサーのイメージ

 NTTコミュニケーションズと大林組が、ICT(情報通信技術)を活用した作業員の安全管理システムの実用化に向け実証実験に乗りだす。作業員にウエアラブルセンサー(身に付けられる端末)を装着してもらい、心拍数などのバイタルデータをリアルタイムで収集。作業員ごとの体調を同時にモニタリングするシステムを検証する。クラウド技術を活用して現場の管理者がタブレット端末で作業員の健康状態を把握することで、熱中症などの未然防止につなげる狙いがあるという。
 作業員の体調管理は、現場で相互に管理し合うのが一般的。個々の作業員の体力・体調の違いから熱中症などの根絶は難しかったが、今後は心拍数の増加などからリアルタイムに熱ストレスや疲労具合を推定することが可能になり、作業員一人一人の個々の体調を「見える化」できるようになるという。両社は4~9月をめどにシステムを実証・完成させる考え。大林組はシステムなどを活用し、作業員と従業員の安全な作業環境の実現を追求していくとしている。


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