2015年3月27日金曜日

椛川ダム(高松市)が本体着工/大成建設JVの施工で完成は20年9月

関係者による鍬入れ
香川県が香東川総合開発事業として建設する椛川(かばがわ)ダムの本体工事が本格的に始まる。26日、高松市塩江町の建設予定地近くで安全祈願祭が行われ、発注者や地元住民、施工を担当する大成建設・飛島建設・村上組JVの関係者ら約70人が出席して工事の無事完成を祈願した。
 椛川ダムは、洪水調節や高松市へ新たに1日当たり最大9000立方メートルの水道水の供給、流水の正常な機能の維持、異常渇水時などの緊急水補給を目的とした多目的ダム。香川県中央部を南北に流れる香東川の支流椛川に建設される。
 ダムの型式は重力式コンクリートダム。堤高88・5メートル、堤頂長265・5メートル、堤体積約43万5000立方メートル、総貯水容量約1056万立方メートル、有効貯水容量約1029万立方メートル。堤高と貯水容量は県内最大規模となる。
 96年度に建設事業に着手し、05年9月に工事用道路、06年1月に付け替え道路の工事にそれぞれ着手。完成は20年9月で、同年度の運用開始を予定している。

ダム建設予定地

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