2015年3月16日月曜日

凜/ピーエス三菱東京土木支店土木技術部設計グループ・下風笑美子さん



 ◇自分だけの強みを持ちたい
 3歳上の姉の影響を受け、高等専門学校に進学。卒業後は大学に編入し、工学部社会環境デザイン工学科でさらに2年間学んだ。「土木は人の生活に関わるところがいい。中でも、離れた土地と土地を結ぶ橋梁に魅力を感じ、橋梁工事を多く手掛けるピーエス三菱への就職を決めた」という。
 所属する東京土木支店土木技術部設計グループでは、主に受注したPC(プレストレストコンクリート)橋の設計照査を担当。着工前の図面に誤りがないか、施工する上で何か問題がないかどうかをチェックしている。「少しのミスが工事中の大きな不具合につながる。そうしたことがないように心掛けている」。
 これまで照査を手掛けたのは6橋。「一つとして同じ橋はない。苦労もあるけれど、それ以上にやりがいがある」。初めての橋は、勉強を兼ねて現場に行く機会も多かっただけに印象に強く残っているという。「橋長22メートルの普通のPC橋でしたが、完成した時はとてもうれしかった」と笑顔で話す。
 入社2年目で、まだまだ周りの人に助けられながら仕事を進めている。「もっと早くこなせるようになりたいし、自分だけの強みを持てるようになりたい」。将来は現場に出て施工管理をしてみたいという気持ちもあるが、今は設計の腕を磨く日々だ。
 ランニング部に所属し、仕事が終わると同僚と汗を流す。「体を動かすことが好きで、運動すると良いリフレッシュになる」。最近はゴルフとフラダンスも始めた。(しもかぜ・えみこ)

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