2015年5月28日木曜日

【快適トイレでお出迎え&お見送り】成田空港会社が第2PTBトイレ改修で新たな試み


先行開設した第2PTBの「GALLERY TOTO」の個室トイレ。
今や高機能トで美しいイレは日本のお家芸!?
成田国際空港会社は、成田空港第2旅客ターミナルビル(PTB)のトイレの大規模改修に乗りだす。供用開始から23年が経過し、トイレに対する意識やニーズも大きく変化していることを踏まえ、現在の空港トイレの使われ方を研究した上で、その成果をデザイン・設計に反映させる。27日に設計関連業務の委託先を決めるプロポーザル手続きを公告した。
 発注する業務は「2PTBトイレリニューアル基本・実施設計その1」。エントリーシートなどは6月5日まで、提案書は7月8日まで空港運用部門施設保全部建築グループ(電話0476・34・5681)への持参で受け付ける。書類審査の合格者を対象にプレゼンテーション審査を行い、7月21日までに契約候補者を決める予定。
 契約候補者との最終的な仕様内容と見積もり価格の交渉を経て契約を交わす。概算額は2500万円(税込み)。その1業務の受託者に、今後発注を予定するその2業務も随意契約で委託する。
 参加資格は「建築関係コンサルタント」に登録している単体。過去15年間に不特定多数が利用するトイレの新設または全面改修工事の設計業務(積算含む)を行った実績が必要。
 第2PTB内のトイレの大規模改修では、規模が大きく、利用頻度の高い複数箇所のトイレを「デザイントイレ」と位置付け、次世代のトイレ空間を創出する計画。スーツケースなど大きな荷物を持つ利用者が使いやすいトイレのあり方を研究し、より快適なトイレ設備(パウダーコーナーなど)や最新のユニバーサルデザインなどを導入。次世代トイレにふさわしい意匠性の高いトイレにリニューアルする。
 第2PTBでは4月に供用を開始した大空間の休憩スペース「NARITA SKY LOUNGE 和」の一画に、衛生陶器メーカーのTOTOと協働で最新のトイレを体感できる施設「GALLERY TOTO」を開設。アート空間としての要素を取り入れ、最新・最高級の便器を設置した個室トイレを外国人旅行者らに体感してもらい、日本のトイレ文化や技術力の高さを世界に発信している。

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