2015年8月18日火曜日

【回転窓】地域行事と騒音問題

 お盆休みが終わり、きのうから仕事に復帰したという方も多いだろう。行楽や帰省、あるいは普段おろそかにしがちな家族サービスなどと、休みの過ごし方はさまざま。中には地域や帰省先で夏祭りや盆踊りを楽しんだ方もおられよう▼住まいの近くの公園でも、この時期はお祭りや盆踊りがある。野球などの球技は禁止、大声を出してはいけない、夜の立ち入りは不可など規制が多いのが近ごろの公園。お祭りの日ばかりは禁止事項も多少緩むようだが、あれもダメ、これもダメと書かれた立て看板を見ているとお祭りや盆踊りも少し興ざめする▼愛知県東海市の大田町では、年々厳しくなる公園の規制への対処もあり、6年前から「無音盆踊り」が開かれているという。踊り手はイヤホンで音楽を聴きながら踊るそうで、今年は2日間で400人が集まったとか▼騒音問題と地元の行事を両立させるにはどうしたらよいか。悩んでいる地域は多いのかもしれない。無音盆踊りは、主催者が知恵を絞りに絞って考えた苦肉の策ということだろうか▼太鼓が鳴り響き、汗をかきながら踊る。昔ながらの光景が懐かしい。


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