2015年9月30日水曜日

【サッカーとスタジアム】ホームスタジアムの屋根とトイレの状況は…

日立台、日本一の臨場感だと思ってるけど屋根が・・・ないに等しい(©ブログ管理人)
Jリーグは、2016シーズンのクラブライセンス交付の決定に合わせて、ホームスタジアムのトイレ数と屋根カバー率の規定充足状況を公表した。

 トイレ数は、セレッソ大阪の本拠地「ヤンマースタジアム長居」が目標未達。屋根カバー率はJ1で柏レイソルの「日立柏サッカー場」、湘南ベルマーレの「Shonan BMWスタジアム平塚」など4カ所、J2では大宮アルディージャの「NACK5スタジアム」、ジュビロ磐田の「ヤマハスタジアム」など7カ所が未充足となった。
 
 トイレ数と屋根カバー率の両方で規定が未充足だったのは、清水エスパルスの「IAIスタジアム日本平」、サンフレッチェ広島の「エディオンスタジアム広島」、モンテディオ山形の「NDソフトスタジアム山形」、名古屋グランパスの「パロマ瑞穂スタジアム」など7カ所だった。

 Jリーグ参加には、プロクラブとして満たさなければならない資格がある。施設では入場可能人数(J1=1万5000人以上、J2=1万人以上)、トイレ設置数(観客1000人当たり洋式5台以上、男性用小便器8台以上)、屋根カバー率(観客席すべて、あるいは観客席の3分の1以上)などが具体的な規定値になる。

 規定値を満たせなかったクラブは、対応策か構想を年末までにJリーグに提出する。ブログ管理人が後押しする某チームの場合、屋根がほとんどないことはサポーターにとって長年に渡る悩みの種。ただ、屋根カバー率の未充足は毎年恒例で、この先、いつ屋根が設置されるかは「神のみぞ知る、まさに都市伝説」とのささやきがサポーターの間で流れているとかいないとか…。

 10月10日に竣工イベント開催が予定されているガンバ大阪の新本拠地や、浦和レッズの埼玉スタジアムのような立派な専用スタジアムがあったらもちろんうれしいし、チームやサポーターの誇りにもなるだろう。ただ、Jリーグの本拠地は、ほぼすべてが自治体など公的機関が保有する公共施設。チームやサポーターが望んでも「はい、そうですね」と突然屋根が掛かり、トイレが洋式化されるわけではない。ましてや、自前でスタジアムを持つチームは、財政難で施設充実に投資できる予算が限られ、現状を維持しながら少しずつ前に進む、というのが悲しく寂しい実態だ。

 Jリーグ、そして各クラブやサポーターにとって、スタジアム規定は解決したいが簡単には対処できない、エベレストよりも高く、マリアナ海溝よりも深い問題。なにか良い知恵はないですかね。ちなみに前述した某チームは「チームの強化に全力を傾ける」ため、支出配分は施設改修<強化費が基本方針。およそ30億円の年間予算の7割近くを現場に投下しているので、屋根を掛ける予算は…、無理ですねどう考えても。

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