2015年10月21日水曜日

【ザクザク】横浜市が戸塚区庁舎屋上で稲刈り、小学生170人協力


 横浜市は20日、戸塚区役所8階の屋上水田で、地元の小学生を招き稲刈りを行った。この水田は、市の環境創造局南部農政事務所の取り組みに鹿島がCSR(企業の社会的責任)活動の一環として協力しているもので、今年で3年目。同社社員が講師となり、戸塚小学校の5年生(5クラス169人)に鎌の使い方や刈り取りの方法を指導。子どもたちは田植え、草取りなど通じて自ら育てた稲を元気に刈り取り、指導員に教わりながら束にして根元を結び、稲架(はさ)掛けを行った。

 13年3月に竣工した戸塚区総合庁舎はPFI方式で整備され、鹿島は設計、建設を担当。環境に配慮した屋上緑化としてこの水田を提案した。土や泥は同区の水田から搬入。雨水を再利用するなど管理機械を使わない稲作を体験することで、子どもたちが自然への理解を深めるとともに、食育につながることも期待している。

 今年は夏の日照不足や長雨の影響で昨年より株が小さめだが、脱穀・精米を鹿島が行い、12月には学校の体育館で餅つきが行われ、児童に振る舞われるという。

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