2015年10月9日金曜日

【日本の技術を海外に】日立製作所がシンガポールで大型受注

ノースポイントシティープロジェクトの完成イメージ
 日立製作所のグループ会社、日立インフラシステムアジアがシンガポールで計画されている大型複合施設開発計画向けのセキュリティーシステムと建物設備を一括で受注した。受注額は約70億円。開発エリア一帯の監視カメラなどのセキュリティーシステムと、空調換気など建物設備の設計、製作、建設、調達などを行う。18年9月に納入する予定だ。

 シンガポール北部のイーシュン地区で計画されている「ノースポイントシティープロジェクト」に参画する。地上10階建ての集合住宅12棟・全920戸や、ショッピングモール、商業施設などが整備される計画で、建設主体であるラムチャンビルディングコントラクターズからセキュリティーシステムと建物設備を一括受注した。

 日立製作所製の監視カメラシステムや映像録画用のストレージなどのエリア全体のセキュリティーシステムの設計・製作・納入と、計画全体に当たる建物の空調換気・電気・防火・変電設備の設計・調達・施工(EPC)を担当する。

 日立インフラシステムアジアは、建物設備の整備に加え、監視カメラや入退室管理などのセキュリティーシステムについても豊富なノウハウを持つ。日立製作所は、今後もシンガポールをはじめとするアジア諸国で、情報通信技術(ICT)を活用したトータルソリューションを展開し、各国・地域のまちづくりに貢献していく方針だ。

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