2015年11月12日木曜日

【実用化へまた一歩】インフラ用ロボ現場検証、11月は橋梁点検と災害調査

10月30日に新潟県長岡市で行われたインフラロボ現場実証の様子
国土交通省は、15年度の次世代社会インフラ用ロボットの現場での検証を、17日に幸久橋(茨城県那珂市~常陸太田市)、20日と27日に雲仙普賢岳(長崎県南島原市)で公開する。5月に民間企業から公募したロボット技術の操作性や導入効果を検証する。幸久橋では「橋梁維持管理」22件のうち17件、雲仙では「災害応急復旧技術」の7件と「災害調査技術」の3件の技術が現場に持ち込まれる。

 橋梁維持管理分野で検証するのは、近接目視点検を支援できる技術・システムなどで、▽飛行系▽ポール系▽車両系▽懸架系▽その他(吸着台車、赤外線)-などに大別される。

 検証する技術を応募したのは、川田テクノロジーズ、綜合警備保障、東北大学、夢想科学、NEC(2件)、新日本非破壊検査、帝国設計事務所、オンガエンジニアリング、ミライト、八戸工業大学、ジビル調査設計、東北工業大学、三井住友建設、熊谷組、西日本高速道路エンジニアリング、開発設計コンサルタント。

 災害応急復旧技術分野で検証する技術を応募したのは、富士建、コーワテック、フジタ(2件)、大成建設、熊谷組、トプコン。災害調査技術分野で検証する技術を応募したのは、パスコ、東北大学、大林組。

 直轄現場などで行う検証の結果を評価した上で、導入効果が確認された技術については、16年度以降の試行的導入を経て本格導入、普及・展開へと移行していく。

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