2015年11月13日金曜日

【事業拡大の足掛かり】JFEエンジ、ミャンマー初のごみ焼却発電プラント受注

プラントの完成予想イメージ
 JFEエンジニアリングが、ミャンマー・ヤンゴン市発注のごみ焼却発電プラント建設工事を受注した。受注額は約20億円。発電施設が付いたごみ焼却プラントの建設は同国では初めてになる。

 ミャンマーと日本が9月に結んだ2国間クレジット制度(JCM)を活用した事業で、日量60トンの廃棄物を焼却処理し、年間5200メガワット時の発電を行う。二酸化炭素(CO2)排出量に換算すると、年間約2400トンの削減になる。

 プラントの建設地は、ヤンゴン市北部のシュエピーター地区。日量60トンを処理できるストーカ炉を1基備えた一般廃棄物焼却発電施設の設計・施工を行う。発電能力は700キロワット。同社によると、ヤンゴン市では1日に約1600トンのごみが排出されているが、処分場に直接埋められており、適切に焼却処分できる設備の整備が急務になっている。

 同社は今後、ミャンマーでごみ焼却発電プラントに加え、橋梁や上下水プラントなど幅広く事業を展開していく方針だ。

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