2015年12月18日金曜日

【温故知新】DVD「日本でいちばん美しい町並」、第3・4巻発売

工学院大学で特任教授を務める藤森照信氏と同建築学部教授の後藤治氏らが監修したDVD「日本でいちばん美しい町並」の第3巻(関東編6地区)と第4巻(甲信越編7地区)が、1日に発売された。

 作品は、文化財保護法による重要伝統的建造物群保存地区(重伝建地区)の制度創設に貢献し、同大の学長も務めた故・伊藤鄭爾氏の功績を顕彰して制作した。

 江戸・明治・大正・昭和初期に建てられた日本家屋を歴史的遺産として保存することの重要性を一般の人に認識してもらい、地域観光活性化の資源として活用してもらうことを目的としている。収益の一部は、東日本大震災で被災した重伝建地区の復興に役立てられる。

 第3巻は関東編で、埼玉県川越市の「蔵とともに活きる町」、千葉県香取市の「水郷に拓けた商家町」、栃木県栃木市の「東照宮に続く古の道」など全6地区を収録。第4巻は甲信越編として、長野県東御市の「北国街道に偲ぶ豪商のうだつ」、長野県塩尻市の「漆器を作る木曽の町」、山梨県早川町の「天空に栄えた講中宿」など全7地区を収録した。

 価格は、第3・4巻セットで5400円(税込み・送料別)。問い合わせは、工学院大の伝統的建造物群アーカイブ実行委員会制作室(電話0120・04・3737)へ。

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