2016年2月4日木曜日

【女性目線の設備充実】鹿島、現場への女性専用スペース設置進む

 鹿島が建設現場の女性技術者・技能者の活躍を推進するため、現場に女性専用スペース「パウダールーム」の設置を進めている。

 昨年4月にスタートさせた女性による職場環境の改善提案活動の一環。パウダールームには、全身鏡を配置した更衣室やヘアメークもできるプライベートスペース、脱衣スペース付きのシャワールームなどを備える。

 専用のカードキーによる施錠などセキュリティー対策も万全という。首都圏で進行中の大規模土木現場3カ所に先行導入した。

 同社は、14年10月に同社で第1号となる「なでしこ工事チーム」の登録を皮切りに、15年4月には職場環境改善提案を行う「鹿島たんぽぽ活動」を開始した。同6月には男性管理職を対象に女性部下育成のための研修を実施するなど、さまざまな角度から女性の活躍を後押ししている。

 鹿島たんぽぽ活動から生まれた現場改善策の一つがパウダールームの設置で、「京急大師線JV工事事務所」「外環国分JV工事事務所」「外環本線トンネル(南行)東名北JV工事事務所」に導入された。現場の女性の意見を反映させた仕様で、使い勝手が良いと好評だという。

 これらをモデルケースに、現場規模や設置場所などの環境と勤務する女性のニーズに沿ったさまざまなパターンを用意しながら、全国の現場に積極的に展開していく。

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