2016年2月15日月曜日

【ますます便利に】有楽町線・小竹向原~千川駅連絡線完成

◇埼玉県和光市方面行き運用開始◇

 東京メトロが有楽町線の小竹向原駅~千川駅間で進めていた連絡線建設工事が完了し、14日に運用を開始した。

 13年2月に供用開始した池袋方面へ向かう連絡線に続き、埼玉県和光市方面行き連絡線がこのほど完成。有楽町線と副都心線の平面交差区間への連絡線の新設により、安全・円滑な列車運行につなげる。

 今回完成した連絡線は、有楽町線の小竹向原駅~千川駅間(東京都板橋区向原2丁目~豊島区要町3丁目)の約425メートル区間。全体を小竹向原駅側の「向原工区」(延長約123メートル、施工=佐藤工業・熊谷組・大日本土木JV)、千川駅側の「千川工区」(延長約107mメートル、施工=清水建設・前田建設JV)、両工区の中間に位置する「シールド工区」(延長約195メートル、施工=熊谷組・佐藤工業・大日本土木JV)の3工区に分けて工事を進めてきた。

 有楽町線の小竹向原駅は西武池袋線、東武東上線、東急東横線、横浜高速鉄道みなとみらい線との直通運転や、副都心線の並走などにより、数多くの列車が複雑に乗り入れる要衝となっている。連絡線の完成で平面交差による駅での待ち時間が短くなり、ダイヤへの影響を軽減。ダイヤ乱れが発生した場合でも定時運転に復帰するまでの時間が短縮され、旅客輸送の安定性の向上が期待される。

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