2016年4月6日水曜日

【回転窓】「真田丸」効果に沸く

 1月に始まったNHKの大河ドラマ「真田丸」。主人公の戦国武将・真田幸村ゆかりの地、長野県上田市にはドラマの効果もあって多くの観光客が訪れているようだ▼上田城跡公園内の大河ドラマ館も人気スポットの一つ。先月6万6666人目の入館者を迎えて記念イベントが開かれた。ちなみにこの数字は真田家の家紋「六文銭」にちなんだものという▼地方創生と観光振興は両輪であり、各地で人を呼び込むためのコンテンツづくりが盛んだ。一方で魅力となる素材の掘り起こしに苦心するまちも少なくない。もともと歴史的なブランド力を持つ地域とはいえ、人気ドラマが観光客誘致の良き援軍となってくれるのはどれだけ心強いことだろう▼東京のJR新宿駅南口に4日、国内最大規模の高速バスターミナル「バスタ新宿」がオープンした。ここから出る高速バスは全国39都府県の地域とつながり、信州への乗り場もここに移った▼3日のオープニングセレモニーで石井啓一国交相は「観光先進国を目指す取り組みにも大きく貢献するものと期待する」と述べている。新たな交通拠点施設の誕生を歓迎したい。

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