2016年4月21日木曜日

【設計はフランク・ゲーリー氏】英バタシー発電所再開発でモデル住宅開設


 建築家フランク・ゲーリー氏が英国で手掛ける初めての住宅をいち早く体験できるモデルルームがオープンした。

 ロンドン史上最大の再開発プロジェクトと言われるバタシー発電所再開発事業の一部として建設を進めているコンドミニアム「プロスペクト・プレース」は、彫刻作品のようなファサードが印象的だ。

 今回公開された内装は、近未来的な外観からは少し印象の違う落ち着いた雰囲気で、木を多く使ったキッチンや、バルコニーに面した明るいベッドルームが見られる。

コンセプトを変えた2種類のモデルルーム「LA」(ゲーリー氏の本拠地)と「ロンドン」が用意されている。気になるお値段は、ワンルーム(スタジオ)が49万5000ポンド(約7800万円)~、2ベッドルームが130万ポンド(約2億円)から。

総事業規模80億ポンド(約1兆2500億円)の再開発は、42エーカー(約17ヘクタール)を対象に、4000戸の住宅やオフィス、商業施設、ホテルなどを建設する複合プロジェクト。

 住宅や店舗に生まれ変わる旧発電所は2019年、プロスペクト・プレースは新設する地下鉄駅開業とともに2020年の完成を目指している。全体開業は2025年。2013年からこれまでに、1500戸がすでに分譲された。
バタシー発電所再開発の完成イメージ

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