2016年5月25日水曜日

【回転窓】安全は目の健康から

 〈目は口ほどにものを言う〉のことわざに習うまでもなく、目は健康のバロメーターともいわれる。加齢に伴う〈老眼〉とは違い、〈夕方老眼〉〈週末老眼〉と呼ばれる症状をご存じだろうか。これらは年齢を問わずに出るというからやっかいである▼パソコンやスマートフォンなどで長時間にわたり目を酷使すると、夕方や週末に目のピントを合わせる力が低下し、老眼と同じ症状が出ることもあるという。同じ人でも朝と夕方ではピントの調節力年齢が10歳近く低下した事例も報告されている▼デスクワークと作業内容は違うものの、建設現場でもそうした目の疲労が思わぬ事故を招きかねない。近年は熱中症対策の重要性が広く理解されるようになったとは言え、現場で働く人たちの目のケアにももっと注意を払ってはどうだろうか▼目がかすむなどピント調節力の低下を感じたら、蒸しタオルで目を温めるのが有効だとか。どこの現場でもとはいかないまでも、事務所に電子レンジが一台あれば、さほど時間をかけずに用意できる▼目が健康でなくては安全を守れない。それくらいの意識で取り組んでもいい。

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