2016年5月31日火曜日

【記者手帖】コミュニケーション力向上へ

 先日、起工式の取材で会った現場所長の話術に魅了された。出会ってすぐに、「何でも答えるよ」と記者にとってはうれしい言葉。質問には大きな声で簡潔に答えてくれた。顔写真の撮影をお願いすると、「いい男に撮れなかったら使っちゃ駄目だよ」と嫌み無く言う。軽妙でウイットに富んだその一言は、場の雰囲気を一気に明るくさせた◆所長が仕事をする上で大切にしているのは「コミュニケーション」と話していた。所長の積極的な物言いと人を楽しませる話術が聞き手を飽きさせない。こういう話し上手な人をコミュニケーション能力が高いというのだろうか◆記者にとってもコミュニケーション能力の高さは必要な要素。ただ、自分では場を盛り上げることができるわけでもなく、その場やその時に応じて気の利いた言葉を言える機転もない◆自分にできることは…と考えると聞き上手になること。聞き手に回ることで、相手を楽しませることはできなくても、好感を持たれればと思う。所長とは違った側面でコミュニケーション能力を向上させたい。 (ま)

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