2016年6月20日月曜日

【凜】LIXILキッチンテクノロジージャパン・本山知さん



 ◇お客様に喜んでもらえる製品づくりを◇

 今年で入社から4年。主にキッチンに組み込む水栓金具をはじめ、キッチン全体の製品開発に携わっている。

 新しい製品を作る時は、企画部門からコンセプトが上がってきて、それを実際に製品に落とし込んでいく。「どうすればお客さまに喜んでいただけるか。そこを考えるのが、開発のやりがいであり、難しさでもある」。さまざまな人の意見や知見をもらいながら仕事を進めていく毎日だ。

 LIXILグループは、2011年にトステムやINAXなど住宅設備関連のメーカーが統合して発足した。キッチン開発部門でも、合流したそれぞれの会社の風土が混ざり合っている。「企業文化の違いを感じる時もあり、仕事の進め方に戸惑うこともある」が、合理的な開発の組織作りや、革新的な商品の開発のために「相乗効果を出していければ」と風土の違いを前向きに捉えている。

 学生時代には、化学を専攻していたが、生活する上で欠かせない存在の水に関わる仕事がしたいと考え、就職活動を始めた。「特にキッチンなどの水回り製品を展開するLIXILが自分の中で魅力的に感じ、入社を決めた」。

 開発部門は男性社員がほとんどだが、同社はダイバーシティー(人材の多様化)を推進しており、仕事と家庭の両立を図るための社内制度は充実しているという。「(開発部門で)仕事と子育てを両立する初めての女性社員になりたい」。そんな目標も持っている。

 (開発部先行開発グループ、もとやま・あきら)


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