2016年6月21日火曜日

【回転窓】いきなり地元と言われても…

第24回参議院議員通常選挙があす22日公示される。選挙区73と比例区48の計121議席が改選対象。7月10日の投開票に向け、気温の上昇とともに各党の舌戦も一段と熱を帯びそうだ▼今回は選挙権年齢を「20歳以上」から「18歳以上」に引き下げる改正公職選挙法が施行されてから初めての国政選挙としても注目を集める。選挙権年齢の改正はほぼ半世紀ぶりで、約240万人が新たに有権者となる▼参院選が初めて行われたのは1947年4月。当時は第1次吉田内閣が政権を運営していた。全国区100議席、地方区150議席を争い、得票数の多い順に上位125人は規定通り任期6年、下位125人は次回選挙の改選議席として任期が半分の3年とされた▼選挙の投票率が右肩下がりなのはご存じの通り。参院選の最高は80年の74・5%、最低は95年の44・5%。前回2013年は52・6%だった。18歳選挙権が投票率にどう影響するかも注目点だ▼通勤の駅で辻立ちする候補者が「地元のために」と連呼していた。選挙の時以外は顔を見掛けた記憶がない。低投票率の原因はこんなところにもあるのでは。

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