2016年7月22日金曜日

【土木の魅力を感じてね】名古屋市でけんせつ小町活躍現場見学開催

 日本建設業連合会(日建連)は21日、「けんせつ小町活躍現場見学会」を名古屋市中村区の「中村中部雨水幹線下水道築造工事」(施工=安藤ハザマ・西武建設・山越JV)の現場で行った。 小学1年生から中学3年生までの女子児童・生徒8人と保護者6人が参加、シールドトンネルの大きさや技術に目を見張っていた。

 案内役は、安藤ハザマの日野陽子さん(写真㊧)と同現場に勤務する内田愛さんが務めた。参加者は、現場事務所で同雨水幹線の役割、工事内容などの説明を受けた後、立坑を降りてシールドトンネル内を歩き、セグメントのボルト締め付けも体験した。

 現場見学は初めてという岐阜県多治見市から参加した小学5年生は「楽しかった。大きくなったらやってみたいと思った」と話した。

 見学後の懇談で、日野さんと内田さんは、土木の道を選んだ理由を説明。入社2年目の内田さんは「最初、怖いイメージだったが、優しいプロフェッショナルばかり。親切に教えてもらえるし、男女のギャップは感じない」と現場の雰囲気を紹介した。日野さんは「先人の努力で機械化や設備の充実が進み、女性でも現場に携われるようになった。知れば知るほど土木に魅力を感じる」と話した。

 日建連の「けんせつ小町活躍現場見学会」は、今回のシールド工事を皮切りに夏休み期間中、全国15カ所で開かれる。女子小中学生に現場を紹介し、女性も活躍できる姿を見てもらうのが狙い。昨年度に続いて2回目だが、中部支部管内で行われるのは初めて。

 「中村中部雨水幹線」は、1時間60ミリの大雨でも地域が浸水しないように、一時的に雨水をためる貯留管。内径3750ミリのシールドトンネル約2580メートルを築造する。13年2月に着工、17年3月完成予定。

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