2016年7月22日金曜日

【バックづくりにクラウドファンディング】国際航業と防災ガール、ファッションアイテム事業でコラボ

国際航業は、防災ガール(田中美咲代表理事)とコラボレーションし、3次元(3D)ハザードマップをデザインしたファッションアイテムの事業展開を始める。

 具体的には、トートバッグに3Dハザードマップをプリントし、利用者が持ち歩くことで日常的に防災意識を高めてもらう。事業化には、インターネット上で不特定多数の協力者から資金を募る「クラウドファンディング」の手法を使う。

 国際航業と、企業同士を結び付けるオープンイノベーションプラットフォームを運営するCreww(東京都目黒区、伊地知天代表取締役)が共同で、ベンチャー企業などを対象に国際航業とのコラボレーション企画を募集していた。今回、若者向けに防災情報の発信などを行う防災ガールとの企画がその初弾として具体化した。

 企画では、国際航業が計測した高密度・高精度な3D空間データを利用して、東京・渋谷の街のハザードマップを作成し、トートバッグに印刷する。地形の高低を色分けしたり、帰宅困難者向けの施設を分かりやすく表示したりすることで、災害時の実用性を持たせた。

 クラウドファンディングは、7月21日~8月19日の期間にインターネット上に概要が公開される。

 調達資金の目標金額は300万円。期間中に目標金額に届けば事業化となる。協力者は、投資額に応じて特典がもらえる仕組みになっている。

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