2016年9月21日水曜日

【回転窓】「こち亀」人気はこれからも

「秋本治先生 連載40年間お疲れ様でした!」。東京・亀有を全国区の地名度に高めたと言ってもいい人気漫画「こちら葛飾区亀有公園前派出所」。漫画誌「週刊少年ジャンプ」(集英社)で40年続いた連載が先週終わり、JR亀有駅には作者への感謝の気持ちを込めた横断幕が掲げられている▼先日の休みに訪れると、亀有駅は「こち亀」のキャラクターデザイン一色。多くのファンが詰め掛け、駅前では主人公・両さんらの銅像の周りで記念撮影をする幾重もの人垣ができていた▼政界からも連載の終了を惜しむ声が聞かれる。麻生太郎財務相は先週の閣議後会見で「ああいうキャラが立ってる漫画はなかなか面白いと思ってましたから、とても残念ね」と話した▼亀有は秋本さんの出身地でもある。横断幕には「地元亀有は、これからも『こち亀』を応援していきます」の文字も。地元の熱い声援を受け、今後も「こち亀」人気が衰えることはないだろう▼人気漫画が街の活性化にもひと役買っている。あらためて書くまでもないが、漫画は日本の文化と、亀有の両さんたちが笑いながら教えてくれているようだ。

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