2016年11月24日木曜日

【巨大構造物に驚きと興奮】中学生が阪高トンネル工事現場を見学

あすの夢土木(理事長・大西有三京都大学名誉教授)が大阪市阿倍野区の昭和中学校の2年生約60人を対象に、阪神高速道路大和川線の現場見学会を行った。

 見学会は日頃、目にしていても詳しく知らない土木について、同校から依頼を受けてキャリア教育の一環として開催した。

 中学生が訪れたのは遠里小野第2工区開削トンネル工事(施工=清水建設・奥村組JV)と大和川線シールドトンネル工事(施工=鹿島・飛島建設JV)の現場。見学会では阪神高速道路会社の池添秀堺建設部大和川線建設事務所長があいさつした後、大西理事長が「普段、車でしか走ることのできない道路の、しかも地下構造物を間近で見ていただき、そのスケール感を楽しんでほしい」と生徒に話した。

 阪神高速道路会社の担当者が大和川線の役割や建設の手順、環境対策などを分かりやすく説明した後、鹿島の女性土木技術者の牧野由依さんが自身の1日を紹介したり、大和川線に携わっている技能者の紹介をしたりした。

現場では、開削区間で簡易な実験装置を使って開削トンネルの作り方を説明。シールド区間ではシールドの説明に続いて避難坑に降りる滑り台に乗せる趣向も。生徒たちは普段入ることのできない避難坑やトンネル内に興味を示したり、見ることのできない大規模な構造物に目を見張ったりしていた。

 最後に生徒らは「この区間でなぜシールド工法が使われたのか」「シールドマシンの値段は。また、いつの時代からシールド工法があるのか」といった質問を阪神高速道路会社の職員に投げ掛け、鹿島の職員には「入社するきっかけは。給与はほかの仕事や会社よりはいい?」といった、質問をしていた。

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