2016年11月24日木曜日

【保育園に入りにくい駅は…】スタイルアクト、東京都区部対象に待機児童数推計

不動産ビッグデータの分析・提供事業を展開するスタイルアクト(東京都中央区、沖有人社長)が、東京都区部の主要駅を対象に0歳児の保育園入園可能性について調査を実施した。

 品川、江戸川両区(※)を除く21区内421駅で保育園に「最も入りにくい駅」にランクされたのは北綾瀬駅(足立区)。保育園数は決して少なくないが、大規模マンションが数多く立地しているため、潜在待機児童数は265人と推計された。

 2位は勝ちどき駅の212人。超高層マンションが多く建設され、それに伴い人口も急増。保育園への入園希望は多く、需要と供給のバランスが取れない状況になっているようだ。

保育園に入りにくい駅ランキング
(対象は0歳児、21区421駅対象)
3位以下は大島駅(江東区、168人)、豊洲駅(江東区、165人)、町屋駅(荒川区、162人)、竹ノ塚駅(足立区、162人)、荻窪駅(杉並区、148人)の順。同社は「オフィス街へのアクセスが良くマンションが多く建設されているエリアや、大規模なマンション・団地があるエリアは同じ年代層が多く流入するため、保育園需要が膨らみやすく、待機児童が多くなる」と分析している。

 この調査は17年4月時点に0歳児の保育園潜在需要がどの程度になるかを推計し、駅ごとに認可保育園の0歳児定員を算出。、保育園に「入りにくい駅」を順位付けしている。

 ※品川区は保育園の募集人数が12月公表のため、江戸川区は区立保育園で0歳児の募集がないため、集計対象からそれぞれ除外。

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