2016年12月13日火曜日

【橋カード、知ってます?】ピーエス三菱が自社施工物件対象に製作

 ◇現場と地元を橋渡し◇

 ピーエス三菱が製作した「橋カード」が現場見学会の参加者などから好評だという。 発行している「橋カード」は現在、全国で14枚。カードは表面に橋梁の完成写真や施工中の写真、イメージ図を載せ、裏面に工事名、工事場所、発注者、工事概要などを記載した。

 工事の進ちょくに合わせて写真の異なる複数のカードを作ったり、QRコードから同社の専用サイトにリンクし最新の情報を提供したりといった工夫を凝らしている。

 同社の橋カードの第1号は、今年1月の伊良部大橋(沖縄県)の開通に合わせて作った「那覇港臨港道路(浦添線)海側橋梁上部工工事」。作成・配布の狙いを「当社で施工している工事への理解を深めていただくため」(同社広報)と説明するが、それぞれの橋梁がどのような目的で整備されたのかにも触れており、社会資本整備の重要性を伝える役割も果たしている。

 このうち、同社東北支店が施工を手掛ける橋のカードは▽国道45号田老宮古道路長内川橋工事(岩手県宮古市、東北地方整備局発注)▽一般県道安家玉川線(仮称)下安家大橋上部工事(岩手県野田村、岩手県発注)▽9月に開通した東北自動車道福島ジャンクションランプ橋(福島市、東日本高速道路東北支社発注)-など、既に5枚を数える。

 森島修東北支店長は「長内川橋のカードを建設現場近くの道の駅やコンビニエンスストアにも置いていただいたところ、近隣の人々が興味を示してくださり品切れと増刷を繰り返した。現場と地元をつなぐきっかけになったことは嬉しい」と反響に驚いた様子。引き続き支店6枚目の橋カードの発行準備を進めている。

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