2017年1月24日火曜日

【建設業も夢に加えて!】戦略的広報推進協、さいたま市の小学校でキャラバン開く

 国土交通省が建設業団体などと組織する建設産業戦略的広報推進協議会(事務局・建設業振興基金)は、建設産業の魅力向上と入職促進につながる情報を発信する「学校キャラバン」を21日にさいたま市立大谷口小学校で開いた。6年生94人が参加。体験イベントなどを通じて、児童たちに建設業の社会的な役割やものづくりの楽しさ、素晴らしさを伝える場となった。

 キャラバンは授業形式による建設業の紹介と、くぎ打ちや作業支援用ロボットの装着など4種類の体験・展示で構成。講義はハウスメーカーの女性技術者でつくる「じゅうたく小町」のメンバーが1日の仕事の流れや住宅建設の工程などを説明し、「建設の仕事を皆さんの夢に加えてほしい」と呼び掛けた。続いて振興基金の担当者が「みんなの夢と建設業」をテーマに授業を行い、「建設業は皆さんの夢と生活につながっている」と語った。

 体験・展示ブースには関東地方整備局、JM、大和ハウス工業、アキュラホームの4者が出展。関東整備局は地震や津波が起きる仕組みや、自助・共助・公助の大切さなどを伝えるパネルを展示した。

 JMはドローンに装着したカメラで上空から記念撮影したり、バーチャルリアリティーの世界を体験したりすることで最新技術を紹介。大和ハウスは床下を点検する小型ロボットの操作や作業支援用ロボットスーツの装着を体験してもらった。アキュラホームのブースでは職人の手ほどきを受けながら匠(たくみ)の技にチャレンジ。くぎ打ちやかんながけなど貴重な体験の場となった。

 児童からは「昔から続いている技術に驚いた」「これからも建設業が気になる」などの感想が寄せられた。

 閉会式で国交省の木村実土地・建設産業局建設市場整備課長は「建設業にはいろんな仕事があり、皆で一致団結してチームワークで仕事をしている。建設業を身近に感じ、興味を持ってもらいたい」と呼び掛けた。

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