2017年1月17日火曜日

【記者手帖】若者引き付ける業界に

この冬最強の寒波が先週から日本列島に襲来し、各地に大雪を降らせている。普段はあまり目にしない雪の積もった名古屋市や広島市の様子がニュースで流れた。本社の四国総局がある香川でも屋根にうっすらと積もった◆子どもの頃は数年に一度、10センチ程度積もる雪がうれしく、雪だるまづくりや段ボールのソリ遊びなどに夢中になった。学生時代にはスキーを始め、山陰や近畿地方のスキー場の積雪状況を新聞でチェックするのが日課だった◆今は仕事柄、雪といえばまず災害が気に掛かる。四国でも14年12月に局地的に大雪が降り、愛媛・徳島県境の国道192号で約130台という大規模な立ち往生が発生。全国で初めて改正災害対策基本法を適用され、除雪車などを集中投入して約17時間で車両の移動が完了した◆大雪や大雨などの災害時に活躍するのは建設業。除雪や土砂の撤去を行って地域を孤立から守る。常に警報に備え、災害が発生すれば出動する。地域の安全・安心になくてはならない存在だ。若者が喜んで就職する業界にしなければ、と大雪のニュースに改めて思う。(宮)

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