2017年2月20日月曜日

【敷地内にはNACK5スタジアムも】埼玉県、大宮公園など3公園再整備の検討開始へ

埼玉県は17年度、大宮公園(さいたま市大宮区)など3公園(約68ヘクタール)の再整備に向けたグランドデザインの検討に乗りだす。

 大宮公園と、近接する第二公園、第三公園が対象。造園の専門家や、民間事業者、行政機関などで構成する検討委員会を設置する予定で、人選に入っている。大宮公園では一部施設の老朽化が進んでおり、今後のあり方について一体的に探っていく。

 大宮公園グランドデザインの検討費用として、17年度予算案に1600万円を計上している。来年度の早い時期に検討委の運営支援業務を発注し、委託先を決めた上で、検討委の初会合を開く。自然の地形や景観を生かした日本的な風景を継承しつつ、利用者ニーズに見合った再生計画を立案していく。

 大宮公園の所在地は大宮区高鼻町4で、敷地面積は約34・6ヘクタール。JR大宮駅の北東側約1・5キロに位置している。明治時代に氷川公園として設置され、その後、県管理公園となった。開園から約130年が経過している。

 大宮公園には、体育館や小動物園、日本庭園、野球場、水泳競技場、陸上競技場・双輪場、ボート池、サッカー場「NACK5スタジアム大宮」、売店などがある。園内の桜や赤松が老木化。体育館(RC造2階建て延べ2671平方メートル)は老朽化のため廃止を含めて今後の扱いが検討されている。このほか、双輪場などの老朽化も課題となっている。

 大宮第二公園の所在地は大宮区寿能町ほかで敷地面積は約23・4ヘクタール、大宮第三公園は大宮区堀の内町で約9・8ヘクタールとなっている。第二公園は、軟式野球場や管理棟、多目的広場、遊水池などで、第三公園は沼や広場などで構成されている。

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