2017年3月24日金曜日

【収容1・6万人超、延べ2・3万㎡規模】彦根陸上競技場建築基本設計、佐藤総合計画に

滋賀県は「(仮称)彦根総合運動公園第1種陸上競技場建築基本設計業務委託」の委託先を決める簡易公募型プロポーザルで、佐藤総合計画を契約予定者とする選定結果を公表した。

 次点は梓設計。今後は同者との協議がまとまり次第、契約を締結し、業務に着手する予定。順調にいけば、17年度中に基本設計をまとめた後、18年度までの2カ年で実施設計を行い、19年度の工事着手を目指す方針だ。

 事業は、24年に開催される国体・全国障害者スポーツ大会の主会場となる県立彦根総合運動場(彦根市松原町3028)に現在、第2種陸上競技場しかないことから、国体の施設基準を満たす第1種陸上競技場を備えた都市公園として再整備するのが目的。新築する陸上競技場については、陸上競技以外のさまざまな競技やイベントなどの実施を見据えた多目的競技場として整備することを計画している。

 業務内容は、第1種陸上競技場新築・電気設備・機械設備・外構の基本設計と景観に係る環境調査各一式で、施設規模は想定延べ床面積が2万3000平方メートル程度、主構造がRC造(PC造を含む)またはSRC造、収容人数が1万5000人以上(メーンスタンド固定席7000席程度)。予定工事費の上限は88億円に設定している。履行期限は17年12月26日。設計価格は5869万0440円(税込み)。

 プロポーザルには4者が参加。その後の審査で▽滋賀らしい国体・全国障害者スポーツ大会の主会場となる競技場とする▽誰もが利用でき、利用したくなる▽周辺環境と調和し、歴史的・文化的景観に配慮した競技場となる▽ライフサイクルコスト・環境負荷の縮減を図る▽安全で安心な競技場となる-ための方策をテーマとする提案内容などを評価した結果、評価点が最も高かった佐藤総合計画を契約予定者に選定した。

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