2017年3月21日火曜日

【味スタ、バリアフリー改修検討】大規模スポーツイベント開催へ準備進む

 □ラグビーW杯へ照明改良やバリアフリー化検討□

 東京都は、2019年に日本で開かれるラグビーワールドカップ(W杯)の開催に備え、競技会場の一つとなる「東京スタジアム」(味の素スタジアム、調布市)を改修する。競技用照明の改良や、20年東京五輪も見据えた施設のバリアフリー化などを検討している。

 16日の都議会予算特別委員会で都は「今後、詳細な工事内容や施工時期などを盛り込んだ改修整備計画をまとめる」との方針を明らかにした。

 芝フィールドの改修では、天然芝と人工芝を組み合わせて耐久性を向上させた「ハイブリッド芝」の導入が可能かどうかを確認するための実証実験を17年度に実施する。大会期間中のホスピタリティースペースの確保では、大規模な仮設施設は建設せず、都がスタジアム隣接地に建設している「武蔵野の森総合スポーツプラザ(メインアリーナ棟)」の活用で経費を縮減する。

 □東京五輪野球・ソフト会場、福島あづま球場を承認□

 国際オリンピック委員会(IOC)は、2020年東京五輪の野球・ソフトボールの予選球場として福島市内の「福島あづま球場」を使用することを理事会で承認した。東日本大震災からの復興を後押しするため、被災地の市内で試合の一部を行うことにした。

 これにより、東京五輪の競技会場は新規恒久施設8カ所、既存施設23カ所、仮設施設9カ所の計40カ所となった。野球・ソフトボールのメイン球場は昨年12月に「横浜スタジアム」(横浜市中区)に決まっている。

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