2017年4月7日金曜日

【投資総額は668億円】パルコ、5年間で商業施設12件開発

19年秋開業へ本体着工する
新生渋谷パルコの完成イメージ
パルコは17~21年度の新中期経営計画をまとめた。5カ年の総投資額は668億円を見込み、商業関連施設12件の開発などに取り組む。都心型店舗の優位性を高めるための店舗のスクラップ・アンド・ビルドを進めながら、新たな開発ニーズへの対応や開発業態・スキームの多様化にも取り組む。

 投資額の内訳は、商業施設開発や新規事業などの戦略的投資が404億円、店舗改装や関連事業など経常的投資が264億円。中計期間に開発する商業施設12件のうち、大型店を中心としたパルコ型が4件、都心の一等地で中低層施設を展開するゼロゲート型が5件、新業態型が3件。

 公表ベースの開発計画によると、パルコ型ではJフロントリテイリングが東京・上野で建設中の松坂屋上野店新南館内に新施設(対象面積約1万2000平方メートル)が今秋開業する予定。建て替え計画が進む新生渋谷パルコ(地下3階地上19階建て延べ6万4000平方メートル)の本体工事に5月にも着手し、19年秋の開業を目指す。

 ゼロゲート型では17年度中に京都と東京・原宿に新たな施設を開業する。神戸市の三宮でも既存物件を取得し、ゼロゲートの開業に向けて事業を進める。

 新業態型では東京都墨田区のJR錦糸町駅前にある楽天地ビルの一部(地下2階~地上9階延べ2万6654平方メートル)を賃借し、新たな商業施設を整備する。施設の改修や店舗企画・テナントリーシングなどを進め、18年度下期の開業を目指す。

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