2017年4月11日火曜日

【回転窓】ポテチの危機とインフラ整備

スマートフォンのニュースサイトにアクセスすれば政治・経済や生活、スポーツ、芸能などさまざまな情報が簡単に手に入って便利▼きのうも朝の通勤電車でニュースを読んでいて、気になる話を見掛けた。スナック菓子のポテトチップスが、原料のジャガイモ不足を背景に店舗から姿を消してしまうかもしれない、という話題である▼昨年、北海道を四つ連続して襲った台風が農作物に壊滅的な打撃を与え、日本一の生産量を誇るジャガイモも、収穫量が激減してしまったことが背景にあるそうだ。国土交通省の集計によると、4連続台風によって、道内の直轄土木施設では常呂川など4河川が決壊し、流域に甚大な水害をもたらした▼道と国交省北海道開発局は16~19年度に「緊急治水対策プロジェクト」として831億円を投じ、696カ所で堤防復旧や河道拡幅などの事業を集中的に進めるという。インフラ整備には長い時間が必要になる▼これまでの経験を超える規模の自然災害は今後も起こり得る。万が一に備えた取り組みはどうあるべきか、ポテトチップスが姿を消すとのニュースに、多面的に対応する必要性を改めて感じた。

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