2017年4月24日月曜日

【建設業の心温まる物語】松尾建設・今村純也さん(愛知県)

 ◇たまたま、から始まるやりがい◇

 私が今いる会社に入社したのは、工業高校の土木科にたまたま進学し、高校のインターンシップにたまたま参加した会社だったという理由でした。たまたま入った会社であり、たまたま就いた建設業の仕事だったので、特にやりたい仕事というわけではありません。そのためやる気を持って仕事をしていませんでした。仕事でミスをして、上司や先輩に怒られ、何度も辞めようと思っていました。

 そんなある日、ある現場にて協力会社のAさんと話していた時のことです。いつもAさんから遠回しに「いつ辞めてもいいんだよ」と言われていました。私は、そんなAさんになぜ今の仕事を続けているのか聞いてみました。

 すると「これがオレの天職だから」と一言返ってきました。思いもよらない返事に驚きました。

 そして、「自分の仕事を天職と言えるなんてかっこいいな。私もそれぐらい建設の仕事を好きになってみたいな」と思いました。Aさんは考え方だけでなく、その働く姿もかっこよく見えました。

 その現場が終わってから、もっと現場仕事のいろいろなことを覚えたい。そして、いつの日か仕事の実力もかっこよさもAさんを越えるようになりたいと思うようになりました。

 Aさん越えを目指して今も、やりがいを感じながら日々努力を続けています。

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