2017年7月6日木曜日

【20年春開館めざす】マンガの聖地としまミュージアム、整備基本計画固まる

トキワ荘の復元模型
東京・豊島区は「(仮称)マンガの聖地としまミュージアム整備基本計画」を固めた。「鉄腕アトム」の手塚治虫さんら有名漫画家たちが青春時代を過ごした区内のアパート「トキワ荘」をマンガ・アニメ文化を未来に継承するためのミュージアムとして復元する。計画には、漫画家の居室のほか、玄関や共同炊事場など共有空間を当時の写真を基に忠実に再現することなどを盛り込んだ。

 18年5月までに展示・建築設計をまとめ、同10月の着工、19年12月の竣工、20年3月の開館を目指す。

 計画によると、来訪者にトキワ荘の漫画家の居室を訪ねる気分を味わってもらうため、共用空間の内装仕上げや、居室の机や筆記具、描きかけの原稿など漫画に関するものや、蔵書やレコードなど娯楽に関するものなどを再現する。

 ミュージアムの計画地は南長崎花咲公園(南長崎3の9の22、敷地面積2197平方メートル)内。用途地域は第1種中高層住居専用地域の指定で、建ぺい率は60%、容積率は200%が上限。

 建物は2階建ての規模を想定。1階は企画展示スペースやショップ機能などを配置。2階には再現された漫画家の居室や常設展示スペースを設ける。ミュージアムの収蔵庫などの付属施設を整備するため、南長崎花咲公園隣接地(南長崎3の9の28、敷地面積118平方メートル)の取得も進める。

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