2017年7月7日金曜日

【九州整備局、ヘリによる被災状況調査実施】九州北部豪雨、情報収集と緊急復旧に全力

 7月5日の昼頃から夜にかけて九州北部の福岡、大分両県を襲った豪雨災害について、九州地方整備局は筑後川、遠賀川、山国川の3水系を対象に被害状況などを公表した。6日午後10時点で、筑後川水系日田雨量観測所(大分県日田市)は観測史上1位の日降雨量336㎜を記録。同水系花月川の花月水位観測所(同)では史上最高水位(4・5m)を観測した。


彦山川の堤防欠損個所㊤と緊急復旧工事の状況
(九州地方整備局報道発表資料より)
豪雨災害で被災した河川管理施設のうち、特に被害が大きかった遠賀川水系彦山川と筑後川水系花月川で、九州地方整備局は6日から堤防欠損などが発生した区間の緊急復旧工事に着手。7日には国土交通省が保有する災害対策用ヘリコプター2機を使い、福岡、大分両県と共に上空からの合同調査を実施する。
中部地方整備局を出発するテックフォース
九州地方整備局は豪雨に見舞われた市町に災害対策現地情報連絡員(リエゾン)を派遣し、情報収集や災害応急対策を支援。排水ポンプ車や照明車、衛星通信車なども投入している。緊急災害対策派遣隊(テックフォース)も6日から活動を開始し、地方自治体が行う災害応急対策の技術支援に当たっている。

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