2017年7月25日火曜日

【官民連携でハード整備推進】国際クルーズ船拠点、横浜など6港指定

国際クルーズ船拠点の一つに選ばれた横浜港
(提供:横浜市)
国土交通省は、国際クルーズ拠点の形成に官民連携で取り組む「国際旅客船拠点形成港湾」として、横浜港(港湾管理者=横浜市)、清水港(静岡県)、佐世保港(長崎県佐世保市)、八代港(熊本県)、本部港(沖縄県)、平良港(沖縄県宮古島市)の6港を指定した。今月8日に施行された改正港湾法で創設された制度で、指定港湾では、旅客ターミナルビルなどの投資を行うクルーズ船会社に岸壁の優先的な使用を認める。

 短期間での効果的な国際クルーズ拠点の形成を図るため、指定港湾では、クルーズ船会社による旅客施設などに対する投資と国や港湾管理者による受け入れ環境の整備を組み合わせる。

 指定を受けた港湾管理者は、官民連携で外航クルーズ船の受け入れ拠点を形成するための「国際旅客船拠点形成計画」を作成。この計画に基づき、港湾管理者と連携するクルーズ船会社が岸壁の優先的な使用や、クルーズ船会社による旅客ターミナルビルの整備などに関する協定を締結するなどの必要な取り組みを進めていくことになる。

 今回指定する港湾を利用するクルーズ船社は、▽カーニバル・コーポレーション&plc▽ロイヤル・カリビアン・クルーズ▽ゲンティン香港▽郵船クルーズ-の4社。

 港湾ごとの利用会社は次の通り。

 ▽横浜港=カーニバル・コーポレーション&plc、郵船クルーズ▽清水港=ゲンティン香港▽佐世保港=カーニバル・コーポレーション&plc▽八代港=ロイヤル・カリビアン・クルーズ▽本部港=ゲンティン香港▽平良港=カーニバル・コーポレーション&plc。

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