2017年8月31日木曜日

【東京・六本木に〝魅せる〟駐輪場】技研製作所、区営住宅に機械式駐輪システム納入

 技研製作所は、東京都港区六本木にある区営住宅の建て替えに合わせて整備された自転車駐車場に、機械式駐輪システム「エコサイクル」2基を納入した。

 直径8・1メートル、高さ11・9メートルの円筒形スペースを新築した施設内に2カ所構築し、計408台を収容する。入出庫は自動で行うことができ、ICタグとICカードで管理する。六本木地区最大の駐輪場で、自転車の放置や盗難被害の減少に期待が寄せられている。

 駐輪場は「港区営住宅シティハイツ六本木等整備工事」の一環として、公共棟に組み込む形で整備された。外装の一部をガラス張りとし、収納される自転車や機械装置の動きを美しく見せるデザインも特徴で、夜間にはライトアップし「みせる駐輪場」として街並みを彩る。

 所在地は港区六本木6の5の19。東京メトロの日比谷線六本木駅の1b出口から近い。周辺は、大使館や高級ホテル、大型商業施設などが立ち並び、駐輪場用地の確保が難しい。港区は、エコサイクルの省スペース・高収容、最短8秒で自転車を取り出せる機能性の高さなどから採用を決めたという。

 名称は「港区立六本木駅自転車駐車場」。施工は日本国土開発・徳倉建設・谷沢建設JVが担当した。工期は16年6月~17年6月。地下式のエコサイクルを導入した近隣の「三河台公園自転車駐車場」との相互利用も可能という。港区の公共駐輪施設での採用は、16年2月に竣工した新橋地区の「桜田公園自転車駐車場」に続き4件目、計10基となる。


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