2017年9月8日金曜日

【集客施設配置で機能複合化】北海道北広島市、日本ハムに提案のボールパーク構想公表

プロ野球チーム、北海道日本ハムファイターズによる新球場建設構想に関して北海道北広島市は、昨年12月に球団に提案した「ボールパーク構想」を一般に公表した。

 構想では新球場の誘致へ向け、候補地として名乗りを上げている同市内の「きたひろしま総合運動公園」(約36ヘクタール)へのスタジアムやホテル、ショッピングモールなど集客施設の配置案を示している。新球場誘致と構想実現に向けて市民などの理解を得る目的で提案内容を広く公開することにした。

 新球場構想に関しては、北広島市を含めて道内の3カ所が建設候補地として挙がっており、日本ハムは18年3月までに建設地について一定の方向性を示すとしている。

 北広島市の提案によると、JR千歳線に設ける新駅から、運動公園の西側のスタジアムまでの動線にショッピングモールやホテルなどを配置。スタジアムの東側には芝生広場やキャンプ場、サブ球場などレクリエーションとして活用できるスペースを整備し、西側に駐車場を設ける。

 「総合的なアミューズメントフィールド」をコンセプトとし、公園内に野球以外のアクティビティを提供することで来場者の滞留時間を長くしたい考えだ。市と球団との実務者協議が29日に開かれる予定で、球団側が作成した配置図が市に提示される見通しだ。

 新球場構想を巡っては、道立産業共進会場(札幌市豊平区)と八紘学園所有地(同)を合わせた13ヘクタール、北海道大学構内の10ヘクタール(札幌市北区)、きたひろしま総合運動公園の3カ所が建設候補地に挙がっている。

 北海道日本ハムファイターズと日本ハムは昨年12月、新球場建設構想に関するタスクフォースを設置。現在の本拠地である札幌ドーム(札幌市豊平区)を撤退して独自の球場を建設する構想について検討を進めている。

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