【作品名は『鼓動する橋』】ＪＩＡ東北建築学生賞、最優秀賞に日本大学・柳沼明日香さん

日本建築家協会（ＪＩＡ）東北支部（鈴木弘二支部長）は２７日、「第２１回ＪＩＡ東北建築学生賞」の公開審査会を仙台市青葉区のせんだいメディアテークで開いた。今回は４０作品の中から、最優秀作品に日本大学工学部建築学科４年の柳沼明日香さんの作品「鼓動する橋」が選ばれた。

優秀作品には、仙台高等専門学校建築デザイン学科５年の岩渕友弥さん、遠藤空瑠さん、新田周都さんによる「共育の島嶼」と、東北大学工学部建築・社会環境工学科４年の神谷将大さんによる「道草ＨＯＵＳＥ」の２作品が選定された。

　同賞は建築を専攻する学生から設計提案を募り、優れた作品を表彰する。審査では▽コンセプトの導き方▽社会性・歴史性▽空間性・造形力▽表現力－の４項目を軸に評価した。

審査員長を務めたＪＩＡ青森の堀内将人氏（堀内将人・新・建築設計）は「皆さんは各校の代表として選ばれ、実際に設計業務を行っている建築士たちに作品を評価された。このことにぜひ自信を持ってほしい」と入賞者にエールを送った。

鈴木支部長から賞状を受け取る柳沼さん㊨