2018年4月24日火曜日

【開業予定は22年末】東京駅前超高層複合ビルにブルガリホテル出店

 三井不動産は東京駅八重洲口前で開発予定の超高層複合ビルに、イタリアの高級宝飾ブランド・ブルガリが展開するラグジュアリーホテル「ブルガリホテル東京」を国内初出店する。ホテルはビルの39階から最上階の45階まで配置予定という。開業予定は22年末。

 ホテル部分の延べ床面積は約1・9万平方メートル。客室はツイン・ダブルルームを中心に98室備える。共用部としてバーやレストラン、スパ、プール、ボールルーム、チャペルなど多様な機能を導入する。ホテル部分の外装デザインは米国の建築スタジオであるピッカード・チルトン、インテリアデザインはイタリアの建築設計事務所アントニオ・チッテリオ・パトリシア・ヴィールが手掛ける。

 超高層複合ビルは「八重洲二丁目北地区市街地再開発組合」が再開発事業によって整備する。三井不は事業協力者・参加組合員として事業に参画している。対象区域は東京都中央区八重洲2の1と2の一部、3(区域面積1・5ヘクタール)。区域を2街区(A-1、A-2)に分け、A-1街区には地下4階地上45階建て、A-2街区には地下2階地上7階建てのビルをそれぞれ建設する。総延べ床面積は29・3万平方メートル規模。

 ホテルはA-1街区のビルに設ける。このほか、事務所と店舗、区域内にあった区立城東小学校の新校舎が入る。地下階には国際空港や地方都市を結ぶ高速バスが発着するバスターミナルと駐車場などを設ける。A-2街区のビルには事務所や店舗、駐車場・駐輪場などを入れる。いずれもビル全体の設計を日本設計、施工は竹中工務店が担当。11月の着工と22年8月の竣工を目指す。

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