2018年4月5日木曜日

【市が4月中に新用地提示】自転車博物館、大仙公園内(堺市堺区)への移転断念

2016年11月に公表された自転車博物館の完成イメージ
 ◇百舌鳥・古市古墳群巡るサイクルツーリズムの拠点に◇

 シマノ・サイクル開発センター(島野容三理事長)が計画していた自転車博物館(堺市堺区大仙中町18の2)の大仙公園自転車ひろば(堺区東上野芝町1)への移転が中止になった問題で、堺市は今月中に新たな移転用地を提示する方針だ。

 大仙公園は世界文化遺産登録を目指している百舌鳥・古市古墳群の内側にあるため、市とセンターが協議し同公園への移転を断念。市は駅に近く古墳群を自転車で周遊する拠点を設けるにふさわしい市有地を探し、センター側に示す予定。敷地面積は6000平方メートル以上を想定している。

 新博物館では展示内容を充実させるともに、休憩室やシャワー室、高級自転車のレンタルコーナー、自転車整備スペースなどを備えるサイクルステーションを新設する計画だった。カフェの設置も検討していた。延べ床面積は約3500平方メートル。設計は芦原太郎建築事務所(東京都千代田区)が担当した。

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