2018年4月23日月曜日

【回転窓】アウトドアの魅力を高める建築

新緑が目にまぶしい季節になった。人気が高いキャンプ場は早々に予約が埋まってしまい、来場者でにぎわっているそうだ▼テントとタープを自分で設置する王道のキャンプ。家族連れには寒さや風雨の心配をしなくて済むバンガローやコテージが人気だとか。最小限の荷物で済ませたいなら車中泊を選び、行動範囲を思い切り広げる方もいよう。スタイルはそれぞれ。お気に入りの道具に囲まれて思い思いの時間が過ごせるアウトドアの人気は高まるばかりだ▼総合アウトドアメーカーが四国に直営キャンプ場を開設した。テントサイトに加えて、建築家・隈研吾氏がデザインした「住箱(じゅうばこ)」という名の木造モバイルハウスも数棟配置される▼住箱は木のパネルを閉じると箱のように見え、ルールの範囲で使い方は自由。住まいと自然の関係を意識しており、生活を包み込むような優しい雰囲気が感じられるという。価値観の多様化が言われる時代。今までのキャンプ場とは違った過ごし方が見つかるかもしれない▼週末からいよいよ春の大型連休に入る。アウトドアライフを楽しみながら建築の魅力も感じてほしい。

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