2017年6月22日木曜日

【19年春開業めざす】横浜市、新港・大黒ふ頭のクルーズ船受入機能強化

大黒ふ頭地区大型テントの完成イメージ
横浜市港湾局は20日、中区の「新港ふ頭地区」と鶴見区の「大黒ふ頭地区」の2カ所の整備事業が、国土交通省の「国際クルーズ旅客受入機能高度化事業」の17年度第1回募集で採択されたと発表した。新港ふ頭はボーディングブリッジ、大黒ふ頭は大型テントと駐車場を整備する計画。2施設とも19年春の開業を予定している。

 訪日クルーズ旅客数500万人の実現を目指す国交省が、17年度にスタートさせた補助事業。クルーズ旅客の利便性・安全性の確保を図る目的で、移動式ボーディングブリッジや屋根付き通路、荷物搬送機器、旅客上屋などの改修、バス・タクシーの駐車場整備などに要する経費を補助する。地方自治体や民間事業者が対象で、今回は全国で24港29地区の事業が採択された。国費の合計は8億7100万円。

 事業計画によると、新港ふ頭に整備するボーディングブリッジの事業費は5000万円で、うち国費は1666万6000円。大黒ふ頭にはCIQ(税関、出入国管理、検疫)施設となる大型テントと駐車場を整備する計画で事業費は4億6250万円。うち国費は1億5416万4000円となる。

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