2017年12月18日月曜日

【延べ8800㎡、事業費46億円】福岡県飯塚市、新体育館建設基本計画案公表

福岡県飯塚市が既存施設の老朽化などに伴い計画している新体育館の建設基本計画案を公表した。

 建設地は鯰田の健幸スポーツ広場(敷地面積約3・1ヘクタール)。建物規模は2階建て延べ8800平方メートル程度、周辺整備などを含む概算事業費は約45億9000万円を見込む。

 18年度の早期に公募型プロポーザルで設計者を選定し、19年度にかけて基本・実施設計を進める。22年度の供用を目指す。

 既存3カ所の体育館、2カ所の武道館、1カ所の弓道場を新体育館に集約する。候補地5カ所を比較検討し、市全域からの交通利便性が高く、工期短縮や用地取得費の抑制が図れることから健幸スポーツ広場を建設地に選定した。

 メインアリーナはバスケットボールコート3面、バレーボールコート3面規模でさまざまなイベントに対応できるよう可動ステージを設置。観客席は可動席も含め2000席程度を確保する。サブアリーナは公式基準のバスケットボールコート1面規模。武道場を兼ねた多目的ルーム、弓道場、トレーニング室、会議室・研修室なども設ける。

 災害時の指定避難所としても使用するため防災備蓄倉庫を整備し、非常用自家発電設備も設置する。整備手法は設計・施工分離発注方式とし、概算事業費のうち設計・工事監理費などに約1億5500万円、工事費に約39億6900万円を見込む。

 18年1月中旬まで実施中のパブリックコメントの結果を踏まえ、本年度末までに基本計画を決定する。18年度当初予算案に関連事業費を計上し、予算が可決されれば18年度に都市計画用途変更手続きと並行して公募型プロポーザルで設計者を選定し設計に着手。19年度末に工事発注手続きに入り20年度の着工、21年度の完成を目指す。

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