2017年12月13日水曜日

【細分街区を一体開発】新虎通り沿い初弾プロジェクト、ビル名称「新虎通りCORE」に

 森ビルと大林新星和不動産は、東京都港区の新虎通り(環状2号線)沿いに建設中の複合ビル「(仮称)新橋四丁目計画」の名称を「新虎通りCORE」に決めた。

 細分化した街区を一体的に開発する新虎通り沿いでの初弾事業。多くの開発事業が計画されている新虎通りのリーディングプロジェクトとなる。設計・施工は大林組が担当。16年8月に着工しており、このほど上棟した。18年9月の竣工を目指す。

 建設地は新橋4の1の1ほか(敷地面積1524平方メートル)。新虎通りと日比谷通り(都道409号線)に面する。敷地の西側が大林新星和不、区道を挟んで東側が森ビルの所有地だったが、区道を廃止することで敷地を一体化し、開発を進めている。建物はS一部SRC造地下1階地上15階塔屋1階建て延べ1万7434平方メートルの規模。高さは75メートルとなる。

 地上1階にはイベントスペースを設け、新虎通りににぎわいをもたらす情報発信の場を提供。商業施設が地上1~2階に入る。3階には共用の会議室や小規模なオフィスなどのインキュベーションスペースが入り、ベンチャー企業への支援の場となる。4~14階のオフィスには、クリエーターへの支援などを手掛けるクリーク・アンド・リバー社(東京都千代田区、井川幸広社長)と同社のグループ企業が入居。最上階には屋上庭園を設ける。

 入居テナントのBCP(事業継続計画)にも配慮。地震対策として粘性系と摩擦系の2種類のダンパーを採用したほか、非常用電源としてディーゼル発電機を備える。

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